【発売】ナムコ
【開発】ナムコ
【発売日】1981年9月(ロケテスト日:1981年7月23日)
【容量】312Kbit(システム基板:Namco Galaga)
【媒体】アーケード
【媒体】アーケード
【ジャンル】シューティング
【受賞】2012年:All-TIME 100 Video Games
【受賞】2012年:All-TIME 100 Video Games
蛾だからギャラガ
【ストーリー】
急襲だ!どこからともなく飛来するギャラガ編隊…立て!銀河戦士!
【概要】
81年にナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたシューティングゲーム。79年に発売された『ギャラクシアン』の続編で、『スペースインベーダー』(タイトー)に対抗するために開発された。その人気は5年に渡って続き、84年には同社のファミコン参入ソフト第1弾にもなるなど、ナムコ初期の代表作。12年にアメリカのタイム社が発表した歴史上最も偉大なビデオゲーム100本「All-TIME 100 Video Games」にも選出された。タイトルは「ギャラクシー」+「蛾」」の造語。「続編」と銘打たれながらも発売当時は『ギャラクシアン』との直接的なストーリーはなかったが、後に同社の「UGSF」シリーズに統合され、「ギャラガは人類を脅かす宇宙昆虫軍団の種族」という公式設定が追加された。
本項では『ナムコミュージアムVOL.1』収録作品として、収録されたオリジナル版(アーケード版)について記述するが、プログラムの処理上、『ナムコミュージアム』収録版では「デュアルファイター」時の当たり判定がアーケード版よりやや小さくなっており、2発の弾の間を敵がすり抜けやすくなっている。
【ゲームシステム】
固定画面トップビュー形式のシューティングゲーム。自機「ファイター」を左右に操作し、1ステージ中に登場する敵群「ギャラガ」40機全てを倒せばクリア。基本的には『スペースインベーダー』と同じレイアウトだが、本作の特徴は敵の動きにある。「ボス」、「ゴエイ」、「ザコ」の3種類からなるギャラガは、画面の左右&上から隊列を組んで出現し、陣形が整った後に単機突入または編隊ごとの攻撃を仕掛けて来るのだ。
ステージ2クリア後は3ステージごとに「チャレンジングステージ」が挟まれる。攻撃を一切して来ない敵編隊を倒して得点を稼ぐのだが、高得点が残機アップに直結するため、ここは被弾の心配がない「デュアルファイター」形態で臨み、パーフェクトボーナスを狙いたい。
ボスはファイターを捕まえようと「トラクタービーム」を放つ。これに触れると、操っていたファイターは敵の捕虜となってしまい、プレイヤーは新たなファイターで戦う事になる。ここでうまくボスを倒せば捕虜機がプレイヤーのファイターと合体し、攻撃力2倍のデュアルファイターになるのだ。ただし、捕虜機を撃ち落した場合は次のステージで鹵獲機となってこちらを攻撃してくる。また、残機がない時にトラクタービームに捕まった場合はそのままゲームオーバーだ。単にファイターが横にくっつくだけで当たり判定の面積も2倍になるため、オールラウンドに通用するわけではないが、チャレンジングステージでは重宝するのだ。
ボスはファイターを捕まえようと「トラクタービーム」を放つ。これに触れると、操っていたファイターは敵の捕虜となってしまい、プレイヤーは新たなファイターで戦う事になる。ここでうまくボスを倒せば捕虜機がプレイヤーのファイターと合体し、攻撃力2倍のデュアルファイターになるのだ。ただし、捕虜機を撃ち落した場合は次のステージで鹵獲機となってこちらを攻撃してくる。また、残機がない時にトラクタービームに捕まった場合はそのままゲームオーバーだ。単にファイターが横にくっつくだけで当たり判定の面積も2倍になるため、オールラウンドに通用するわけではないが、チャレンジングステージでは重宝するのだ。
【総評】
当ブログで採り上げるゲームはたいてい今見ると地味な作品ばかりで、本作も過去の遺物みたいに思う人もいるでしょうけど、いやいやいやいや、よく見なさいよ、ギャラガ達のこの美しい色使いと動きを。ステージ開始時の10秒程度しかないメロディも「スペースシューティング」に相応しい名曲だと思うんですよ。今のスマホゲームなんかにはない1ドット単位まで気を配られた職人技が光りまくりである。いや、別にスマホゲームがどうとかってんじゃなくて、うん、いいんじゃないでしょうかスマホゲーム最高ですよね(鼻をほじりながら)。
誕生30周年記念として11年に開設された「ギャラガウェブ」では、元々『ギャラクシアン』の基盤を流用して作るはずだったとか、チャレンジングステージは『パックマン』のコーヒーブレイクに感化されながらも偶然のバグから生まれたとか、開発者の横山茂氏(現バンダイナムコスタジオ常務取締役)による当時の開発秘話が読めるので、レトロゲーム大好きっ娘は一読されたし。
最後に「UGSF」シリーズについて簡単に。これは同社の複数のゲームに散見する架空の地球防衛軍や侵略者を2000年代になって統一した「ナムコのSFサーガ」とでも呼ぶべきもので、90年にアーケードで登場した『ギャラクシアン3』内における「銀河連邦宇宙軍(United Galaxy Space Forece)」が初出。その後、以降に発売されたゲームのみならず、UGSFの設定がなかった89年以前に発売されたゲームもこの設定に組み込まれた。UGSFと敵対する勢力は主に2つで、ひとつは「UIMS(Unknown Intellectual Mechanized Species=ウイムズ)」という意思を持った機械生命体。そしてもうひとつがアリやハチなどと似た社会性を持って宇宙空間を飛び回る獰猛な昆虫軍団「ギャラガ種族」とされたのだ。05年にプレイステーション2で発売された『ナムコクロスカプコン』ではストーリー内でもちっと詳しく説明されているが、詳細についてはUGSFシリーズ公式サイトを参照あれ。このUGSFとUIMSの設定を知った後で07年にニンテンドーDSで発売された『みずいろブラッド』をやると泣けるので、みんなもぜひ『みずいろブラッド』をやろう!←間違った締め方。
Produced by NAMCO LTD. (C)1981 1995 NAMCO LTD.,ALL RIGHTS RESERVED
0 件のコメント:
コメントを投稿