【発売】アイレムソフトウェアエンジニアリング
【開発】アイレムソフトウェアエンジニアリング、USP
【発売日】1998年11月19日(R's BEST版:2001年10月25日)
【定価】5,800円(R's BEST版:2,940円)
【媒体】プレイステーション用CD-ROM
【ジャンル】シューティング
【周辺機器】アナログコントローラ(振動のみ)対応
良質シューティングの条件を満たした久しぶりのシリーズ新作
【ストーリー】
休息―西暦2163年。バイド帝国の中心域に存在する悪の根源を破壊した異層次元戦闘機R9「アローヘッド」は、任務遂行後、空間の歪みに漂っていたところを巡洋艦クロックムッシュによって回収された。クロックムッシュは、次元トンネルを抜けて太陽系へ戻り、地球の衛星軌道にある宇宙要塞アイギスに無事帰還した。バイド壊滅とR9帰還のニュースを聞き、ある者は歓声を挙げ、また、ある者は安堵の息をついた。2か月後、アイギスでは、対バイド兵器の凍結作業に入った。傷付いた「英雄」R9アローヘッドは、修復もされずアイギス内の格納庫に保管された。翌年3月、宇宙要塞アイギス一時封鎖。残存部隊として残されたのは、僅か1個小隊だけであった。
観測―中央アジアの山岳地帯にある天文台は、大気圏突入で燃え尽きる隕石群の中に、異常高温に達しながらも大きさが変化する事なく落下する幾つかの物体を捕捉した。観測員達は一瞬どよめいたが、物体の元々のサイズがあまり大きくない事と、地上から1,500mの高さに達した辺りで小さくなりだした事とで、彼らに感心外の事となった。事実、その16秒後にはセンサーで捉えれらなくなっていた。
異変―幾つかの都市で電子制御兵器が暴走。山岳部では異常熱反応あり。更に、R9アローヘッドと共に宇宙要塞で封印されていた殲滅ユニット「モリッツG」の地上への投下が確認された。
異変―幾つかの都市で電子制御兵器が暴走。山岳部では異常熱反応あり。更に、R9アローヘッドと共に宇宙要塞で封印されていた殲滅ユニット「モリッツG」の地上への投下が確認された。
出撃―モリッツGは、アジアのとある市街地に落下。惑星破壊プログラムは現在のところ機能していないものの、それ自体が備える自己防衛システムにより何者も寄せ付けない。第1級非常態勢となり、戦闘機が向かうも歯が立たず、テスト機である「R9 delta」までもが作戦に駆り出された。
【概要】
87年にアーケードでアイレム(現アピエス。以降は便宜上「旧アイレム」と表記)から発売された『アール・タイプ』は、エネルギーを一定時間溜めて放つ「溜め撃ち」や、半無敵状態に近い「フォース」システムで大ヒットを博したサイドビュー形式のシューティングゲームの名作である。PCエンジン発売時には容量の関係から『アール・タイプ』、『アール・タイプII』の2本(ハドソン)に分けて発売されるも、その移植度の高さから、PCエンジンの代表ソフトのひとつとなった。各パソコンからゲームボーイまで数多くのハードに移植されるが、旧アイレムは94年に開発中のゲームを次々に発売中止とし、ゲーム事業から撤退。三洋物産のパチンコやパチスロ関連の内臓ソフト開発を中心とした事業展開に営業方針が大きく舵を切られた。ゲーム開発を再開するにあたっては、旧アイレムが100%子会社として「アイレムソフトウェアエンジニアリング」を設立し、ゲーム事業及び版権は同社に譲渡された。その後、ゲーム開発は「アイレム」ブランドから発売再開され、本作も久しぶりのシリーズ新作となる。
【ゲームシステム】
サイドビュー形式のシューティングゲーム。プレイヤーは特徴の異なる「R9 Delta」、「Rx」、「R13」の計3機種から乗機を選択する。通常攻撃(連射ショットあり)、自機のスピードアップorダウンを行う。ショットボタンを押し続けるとゲージにエネルギーが溜まり、途中状態でも「溜め撃ち」ができる。また、無敵生命体「フォース」を装備しており、前方合体で前方攻撃or後方合体で後方攻撃が可能であり、敵弾を吸収する。更に、フォースで敵を倒したり、敵弾を吸収すると「Δ(デルタ)ウェポン」ゲージが溜まり、最大値になると画面上の敵を一掃できる。全7ステージ。
【総評】
シリーズ初のフルポリゴンで描かれた『アール・タイプ』独特のグラフィックは、自機の「当たり判定」などは2D、ポリゴンは敵、特にボス機の動きに迫力を与える演出だ。また、搭乗する機体は特徴の違う「R-9 aII Delta」、「RX アルバトロス」、「R-13 ケルベロス」の3機種から選べる。難易度は3段階で、最も易しい(と言ってもそれなりに難しい)「KIDS」モードなら、「頑張ればなんとなかなる」という絶妙さで、いいシューティングゲームの条件が揃っていると言えるだろー。更に今作では地形に接触してもミスにならず、大胆な動きが行えるのも特徴だ。
ラウンドセレクトやクレジットの増加など、裏技も多いが、簡単にコマンド入力でできるものは少なく、プレイ時間の長さや出撃回数の多さによるものが多く、条件は厳しい。あ、そうそう、ゲーム開始前のセッティング画面にある項目の中の「パイロット名(REGISTER PILOT)」は、ゲーム終盤に関係するので、きちんと名付けておいた方がいい。ロールプレイングゲームの主人公を「ああああ」で始めちゃうみたいなのはやめよう!
サウンドはゲームサウンド専門の製作会社であるUSPが担当。『アール・タイプ』シリーズは、その独特のグラフィックが話題になるが、サウンドもまた秀逸なのだ。91年にスーパーファミコンで発売された『スーパーアール・タイプ』(旧アイレム)なんかはそのサウンドのよさを手紙にしたため当時のファミコン通信(現週刊ファミ通)に送ったら「読者クロスレビュー」に採用されたりしたのを今思い出した!金のガバスをもらったぜ!あの頃のファミコン通信はよかったよねー←また脱線する。
しっかし、本作に限らずジジイになるとシューティングゲームは集中力が続かないのと動体視力が弱まっているので、それでも何度もトライするシューティングはいいシューティングゲームなのだ。ゲームシステム、グラフィック、サウンドなど、全てが高い水準の本作もその中の1作だ。
(C)1998 IREM SOFTWARE ENGINEERING INC.




















































