【発売】コナミ
【開発】コナミ(開発2課)
【発売日】1993年2月5日
【定価】3,900円
【媒体】ファミコン用カートリッジ
【容量】1M
【容量】1M
【ジャンル】アクション
傑作ゴシックホラーアクションシリーズ第1作
【ストーリー】
中世ヨーロッパにある平和な小国トランシルバニア。この国にはドラキュラにまつわる伝説がある。
「魔王ドラキュラは百年に一度、キリストの力が弱まる頃、邪悪な心を持つ人間の祈りによって復活する。そして、その復活の度に、彼の魔力は強くなる」
ある年のイースターの夜、街ではキリストの復活を記念して壮大なカーニバルが催されていた。それは、かつての英雄「クリストファー・ベルモンド」がドラキュラを滅ぼしてから、ちょうど百年が経とうとしていた時だった。突如、邪悪な雷鳴が街を覆い、一筋の稲妻が修道院を貫いた瞬間、暗黒の野望を持つ魔王ドラキュラが再びこの世に舞い戻った。この危機を救おうと、ベルモンド一族の血を受け継ぐ青年「シモン・ベルモンド」は、父譲りの不思議な力を秘めた鞭を手に、1人、ドラキュラ城に乗り込んで行ったのである。
【総評】
まず、第1作目にも関わらず、高いクオリティで世界観とゲーム性が確立されている事に改めて驚く。鞭が正面にしか打てない、攻撃中は移動できない、空中制御ができない、ダメージを受けると一瞬固まる&後退するなど、動きの制限も多くあるが、これがデメリットではなく、かえってリアリティを出しており、難易度は高め。プレイヤーのアクションゲームのセンスが求められる。おお、じゃあ、やってやろうじゃねえか!まだ1作目なので「力押し」でボスを倒すしかない場面もあるが、これが、いわゆる「魅せるプレー」へと後々繋がるわけだ。ここに『ドラキュラ』シリーズの「美学」があると個人的には勝手に思っている。高い難易度も何度も繰り返しプレーする事で徐々に先へと進め、理不尽さはない。もちろん、何度も繰り返すのが嫌で放り投げるプレイヤーもいるだろうけどさ。そこは個人の好みですな。
【概要】
オリジナルはコナミ(現コナミデジタルエンタテインメント)から86年にファミコン用ディスクカードで発売されたアクションゲームで、93年にファミコン用カートリッジで復刻された。ディスクカード版との大きな違いは、ハード上の仕様で音源が1音減っている点と、難易度に「EASY」モードが追加された点、セーブ機能がなくなった点である。ただし、セーブ機能については『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』で復活している。
本項では『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』収録作品として、収録されたオリジナル版(ファミコン版カートリッジ)について記述する。
【ゲームシステム】
サイドビュー形式のアクションゲーム。主人公「シモン・ベルモンド」を操り、「ドラキュラ」を倒すため、悪魔城までの道のり、そして、城内を進んで行く。武器の「鞭」は2段階にパワーアップする。他にサブウェポンとして、「十字架(クロス)」、「斧」、「聖水」、「懐中時計」があり、各所にあるロウソクを消すと出現する「ハート」を集めると、使える回数が増える。また、一部のブロックを鞭で壊すと体力回復の「肉」が出現するため、怪しそうな所は鞭で叩いてみると吉。全6ステージ。
まず、第1作目にも関わらず、高いクオリティで世界観とゲーム性が確立されている事に改めて驚く。鞭が正面にしか打てない、攻撃中は移動できない、空中制御ができない、ダメージを受けると一瞬固まる&後退するなど、動きの制限も多くあるが、これがデメリットではなく、かえってリアリティを出しており、難易度は高め。プレイヤーのアクションゲームのセンスが求められる。おお、じゃあ、やってやろうじゃねえか!まだ1作目なので「力押し」でボスを倒すしかない場面もあるが、これが、いわゆる「魅せるプレー」へと後々繋がるわけだ。ここに『ドラキュラ』シリーズの「美学」があると個人的には勝手に思っている。高い難易度も何度も繰り返しプレーする事で徐々に先へと進め、理不尽さはない。もちろん、何度も繰り返すのが嫌で放り投げるプレイヤーもいるだろうけどさ。そこは個人の好みですな。

敵キャラクターもどいつもこいつも個性的で、後のシリーズにも登場する「常連」も多い。一方、ボスの中では本作でしか登場しない「双子のミイラ男」や「背むし男とフランケンシュタイン」などもいる。レギュラーのボスキャラクターの中では、ドラキュラと戦う前に相まみえなければならないシリーズ通しての強敵「死神」。まず、死神のいる場所へ行くまでが難関であるが、こいつを倒せばドラキュラは目前、諦めずに何十回とチャレンジが必要だ。僕の場合(←ヘタの横好き)。

当時のゲームは全体的に難易度が高く、トライ&エラーでなんとかクリアするってのが多かった。中には「ただ難易度さえ上げりゃいい」っつー理不尽なゲームもたくさんあったが、シリーズが現在も続いてる本作は、開発者がプレイヤーに真っ向から勝負を挑んできたゲームとも思える。実際、いろんなメーカーの元開発者の人達がそういう思いで作ってたって話は近年よく目にするんだよね。ならばこちらも受けて立とう!
そしてそして、『ドラキュラ』と言えば、今も数々の名曲を輩出しているサウンドも欠かせない(断言)。コナミ矩形波倶楽部による、時に躍動感溢れるハイテンションな、時に不気味さを醸し出す静かな名曲の数々。スーパーファミコン版の時にも述べたが、本作「Vampire Killer」、『ドラキュラII 呪いの封印』の「Bloody Tears(血の涙)」、『悪魔城伝説』の「Beginning」という後に「ドラキュラ三大名曲」と言われる各メインテーマをはじめ、秀逸なサウンドは、シリーズが進むにつれ作曲者が入れ替わろうと未だ健在である。本作だと「Vampire Killer」から始まり、他のシリーズよりも「ゴシックホラー」感が強めだが、これもまたよし!「Vampire Killer」を作曲したのは、85~87年までコナミに在籍していた寺島里恵氏で、短い期間に『グーニーズ』や『がんばれゴエモン!からくり道中』なども担当。現在はゲーム業界から退いているらしいが、文字通り後世に残る名曲である。
『悪魔城ドラキュラ』というゲーム内容は別だがナンバリングやサブタイトルがタイトルに入っていない作品は、前述したスーパーファミコン版の他、86年発売のMSX版、88年のアーケード版(06年にプレイステーション2用ソフトとしてハムスターより『俺たちゲーセン族 悪魔城ドラキュラ』名で移植)、93年発売のX68000版がある。また、本作自体も多くの機種に移植されており、今でも手軽にプレイできるので、1度はやってみよー!
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