2026/06/28

キャプテンコマンドー

  

【発売】カプコン
【開発】カプコン
【発売日】1991年11月
【媒体】アーケード
【容量】CPS-1
【ジャンル】アクション




昔のカプコンが好きだ!ベルトアクションも好きだ! その3


【ストーリー】
 西暦2026年、地球上には犯罪が満ち溢れていた。地球はもとより宇宙全体の犯罪を一掃するため、キャプテンコマンドーは3人の勇敢な戦士と共に立ち上がった。しかし、彼らが追う犯罪の奥には、隠された秘密があった。犯罪者の多くは常人にはない特殊な能力を持つ「犯罪超人」と呼ばれる者達だった。



【概要】
 91年にカプコンから発売されたベルトスクロール型アクションゲーム。同社のベルトスクロール型アクションゲームとしては『ファイナルファイト』に続く第2弾となる。当時は海賊版対策などのため、設定は店舗や個人でできる「ディップスイッチ方式」ではなく、サービスモードで行う「バッテリーバックアップ方式」の基板が各社から登場し始めた時期である。本作は、そのメンテナンスに手間がかかる代表例としても挙げられていた。主人公「キャプテンコマンドー」はカプコンU.S.A.社のイメージキャラクターであり、また、「CAPTAIN COMMANDO」の綴りからそれぞれ頭3文字を取ると「CAPCOM」になる。世界観は『ストリートファイター』や『ファイナルファイト』と同じであり、本作もまた著作権はカプコンU.S.A.社が所有している。
 本項では『カプコンベルトアクションコレクション』の収録作品として、収録されたオリジナル版(アーケード版)について記述する。



【ゲームシステム】
 ベルトスクロール型アクション。アメコミ風のキャラクターのスピーディーな動きが特徴。横ボタンを2回連続で推せば「ダッシュ」が可能。『ファイナルファイト』と比べてステージ数は少ないが、ボスまでの道のりはそれに比べて短く、テンポのよさに一役買っている。仕様できるキャラクターは主人公「キャプテンコマンドー」、自作したロボットに乗って戦う2歳の赤ちゃん「ベイビーコマンドー フーバー」、『ファイナルファイト』の「ガイ」の弟子である忍者「ニンジャコマンドー 翔」、全身包帯ぐるぐる巻きの宇宙人「マミーコマンドー ジェネティー」の4人。4人同時プレイ可。全9ステージ。


【総評】
 ダッシュ機能のおかげと前述した各ステージの程よい長さでテンポはいいが、『ファイナルファイト』に比べてキャラクターがやや小さくなってしまった。また、刀を持つ翔が通常攻撃を行う場合、ヒットした敵からは血飛沫があがったり、ジェネティーが敵に止めを刺す場合は、謎の液体でドロドロに溶かして骸骨にしてしまう。一方、敵の攻撃も、刀を持ったキャラクターに止めを刺されてると、上半身と下半身が真っ二つになるなど、残虐描写が多い。これはいいのか>U.S.A.社?


 難易度は『ファイナルファイト』に比べて高いが、コンシューマ機ではガンガンコンティニューしてストレス発散!命はうなるほどあるぜ!それでも、ボウガンを連射してプレイヤーを半分ハメてきて、移動も左右にスピードのあるジャンプで倒すのに苦労するステージ2の中ボス「シュトルムJr.」、そして、ステージ6では同型の「シュトルム」と「ドラック」が2匹同時に登場して、お金がドンドン減る。ステージ8ではプレイヤーキャラクターに変身する「ドッペル」にはこれといった行動パターンがないため、相手に合わせてアドリブで攻撃するしかない。そして、最終ボス「ジェノサイド」は、こちらの攻撃が届かない場所に浮遊しており、長期戦になるのは必至で、これまたお金がガシガシ減る。


 ザコキャラで特徴的なのは筋肉隆々の大女「マーディア」。ザンバラ長髪で顔は見えず、通常のザコキャラの10倍の攻撃力があり、緑のゲロを吐いて攻撃してくるのがいやーん。前述の残虐描写が唯一されないのは、電撃攻撃をしてくるラバースーツを着た「キャロル」と「ブレンダ」だ。倒れた時の姿なんかはセクシーだが、最大で1画面に8人一斉に登場して前後から一気に電撃を放出してくる。


 『ファイナルファイト』を多く引き合いにしたが、ベルトスクロール型アクションゲームの基本はやはり同作であり、プレイしていて楽しいが、あまり奇抜な事はできない=ベルトスクロール型アクションゲームではなくなるため、底が深くない一面もこのジャンルにはある。

 95年にはスーパーファミコンに移植されているが、こちらはゲロも吐かないし、ドロドロにも溶けないし、キャロルの露出度も減っている。現在では各種ダウンロード販売もされており、入手しやすい。あ、2026年って今年の話じゃん!そっかー、未来の今年はこんな感じなのかー。暴力には暴力で対抗するぜ!みたいな。


(C)CAPCOM CO.,LTD. 2018,  (C)CAPCOM U.S.A.,INC 1989,2018 ALL RIGHTS RESERVED.

2026/06/24

アール・タイプ Δデルタ





【発売】アイレムソフトウェアエンジニアリング
【開発】アイレムソフトウェアエンジニアリング、USP
【発売日】1998年11月19日(R's BEST版:2001年10月25日)
【定価】5,800円(R's BEST版:2,940円)
【媒体】プレイステーション用CD-ROM
【ジャンル】シューティング
【周辺機器】アナログコントローラ(振動のみ)対応




良質シューティングの条件を満たした久しぶりのシリーズ新作


【ストーリー】
 休息―西暦2163年。バイド帝国の中心域に存在する悪の根源を破壊した異層次元戦闘機R9「アローヘッド」は、任務遂行後、空間の歪みに漂っていたところを巡洋艦クロックムッシュによって回収された。クロックムッシュは、次元トンネルを抜けて太陽系へ戻り、地球の衛星軌道にある宇宙要塞アイギスに無事帰還した。バイド壊滅とR9帰還のニュースを聞き、ある者は歓声を挙げ、また、ある者は安堵の息をついた。2か月後、アイギスでは、対バイド兵器の凍結作業に入った。傷付いた「英雄」R9アローヘッドは、修復もされずアイギス内の格納庫に保管された。翌年3月、宇宙要塞アイギス一時封鎖。残存部隊として残されたのは、僅か1個小隊だけであった。

 観測―中央アジアの山岳地帯にある天文台は、大気圏突入で燃え尽きる隕石群の中に、異常高温に達しながらも大きさが変化する事なく落下する幾つかの物体を捕捉した。観測員達は一瞬どよめいたが、物体の元々のサイズがあまり大きくない事と、地上から1,500mの高さに達した辺りで小さくなりだした事とで、彼らに感心外の事となった。事実、その16秒後にはセンサーで捉えれらなくなっていた。

 異変―幾つかの都市で電子制御兵器が暴走。山岳部では異常熱反応あり。更に、R9アローヘッドと共に宇宙要塞で封印されていた殲滅ユニット「モリッツG」の地上への投下が確認された。

 出撃―モリッツGは、アジアのとある市街地に落下。惑星破壊プログラムは現在のところ機能していないものの、それ自体が備える自己防衛システムにより何者も寄せ付けない。第1級非常態勢となり、戦闘機が向かうも歯が立たず、テスト機である「R9 delta」までもが作戦に駆り出された。



【概要】
 87年にアーケードでアイレム(現アピエス。以降は便宜上「旧アイレム」と表記)から発売された『アール・タイプ』は、エネルギーを一定時間溜めて放つ「溜め撃ち」や、半無敵状態に近い「フォース」システムで大ヒットを博したサイドビュー形式のシューティングゲームの名作である。PCエンジン発売時には容量の関係から『アール・タイプ』、『アール・タイプII』の2本(ハドソン)に分けて発売されるも、その移植度の高さから、PCエンジンの代表ソフトのひとつとなった。各パソコンからゲームボーイまで数多くのハードに移植されるが、旧アイレムは94年に開発中のゲームを次々に発売中止とし、ゲーム事業から撤退。三洋物産のパチンコやパチスロ関連の内臓ソフト開発を中心とした事業展開に営業方針が大きく舵を切られた。ゲーム開発を再開するにあたっては、旧アイレムが100%子会社として「アイレムソフトウェアエンジニアリング」を設立し、ゲーム事業及び版権は同社に譲渡された。その後、ゲーム開発は「アイレム」ブランドから発売再開され、本作も久しぶりのシリーズ新作となる。


【ゲームシステム】
 サイドビュー形式のシューティングゲーム。プレイヤーは特徴の異なる「R9 Delta」、「Rx」、「R13」の計3機種から乗機を選択する。通常攻撃(連射ショットあり)、自機のスピードアップorダウンを行う。ショットボタンを押し続けるとゲージにエネルギーが溜まり、途中状態でも「溜め撃ち」ができる。また、無敵生命体「フォース」を装備しており、前方合体で前方攻撃or後方合体で後方攻撃が可能であり、敵弾を吸収する。更に、フォースで敵を倒したり、敵弾を吸収すると「Δ(デルタ)ウェポン」ゲージが溜まり、最大値になると画面上の敵を一掃できる。全7ステージ。


【総評】
 シリーズ初のフルポリゴンで描かれた『アール・タイプ』独特のグラフィックは、自機の「当たり判定」などは2D、ポリゴンは敵、特にボス機の動きに迫力を与える演出だ。また、搭乗する機体は特徴の違う「R-9 aII Delta」、「RX アルバトロス」、「R-13 ケルベロス」の3機種から選べる。難易度は3段階で、最も易しい(と言ってもそれなりに難しい)「KIDS」モードなら、「頑張ればなんとなかなる」という絶妙さで、いいシューティングゲームの条件が揃っていると言えるだろー。更に今作では地形に接触してもミスにならず、大胆な動きが行えるのも特徴だ。

 ラウンドセレクトやクレジットの増加など、裏技も多いが、簡単にコマンド入力でできるものは少なく、プレイ時間の長さや出撃回数の多さによるものが多く、条件は厳しい。あ、そうそう、ゲーム開始前のセッティング画面にある項目の中の「パイロット名(REGISTER PILOT)」は、ゲーム終盤に関係するので、きちんと名付けておいた方がいい。ロールプレイングゲームの主人公を「ああああ」で始めちゃうみたいなのはやめよう!


 サウンドはゲームサウンド専門の製作会社であるUSPが担当。『アール・タイプ』シリーズは、その独特のグラフィックが話題になるが、サウンドもまた秀逸なのだ。91年にスーパーファミコンで発売された『スーパーアール・タイプ』(旧アイレム)なんかはそのサウンドのよさを手紙にしたため当時のファミコン通信(現週刊ファミ通)に送ったら「読者クロスレビュー」に採用されたりしたのを今思い出した!金のガバスをもらったぜ!あの頃のファミコン通信はよかったよねー←また脱線する。


 しっかし、本作に限らずジジイになるとシューティングゲームは集中力が続かないのと動体視力が弱まっているので、それでも何度もトライするシューティングはいいシューティングゲームなのだ。ゲームシステム、グラフィック、サウンドなど、全てが高い水準の本作もその中の1作だ。


(C)1998 IREM SOFTWARE ENGINEERING INC.

2026/06/20

機動警察パトレイバー~ゲームエディション~

 


 


【発売】バンダイビジュアル
【開発】プロダクションI.G
【発売日】2000年11月30日
【定価】6,800円
【媒体】プレイステーション用CD-ROM
【ジャンル】アクション
【周辺機器】アナログコントローラ(振動のみ)対応




開発中止から高品質に蘇った作品


【ストーリー】
 このゲームは、レイバー犯罪に対抗すべく本庁警備部内に設立された特科車両二課第2小隊に配備されてしまった不幸なプレイヤー(あなた)が、イングラム3号機を操り、数々の何事件を解決していくゲームである。


【概要】
 ゆうきまさみ、出渕裕、高田明美、伊藤和典、押井守の5人からなる「ヘッドギア」原作による『機動警察パトレイバー』は、88年に発売されたオリジナルビデオアニメからスタートし、コミックス、劇場用アニメ、テレビアニメ、小説、実写映画、短編アニメとあらゆるメディアで展開された近未来ポリスアクションストーリーで、メディアミックス作品の先駆けとなった。26年には新作アニメ『機動警察パトレイバーEZY』が劇場公開された。

 『パトレイバー』は主に3つのパラレルワールドがあり、メディアによってコメディやサスペンス、企業犯罪など様々なテーマを扱っているが、90年代末、「レイバー」と呼ばれる産業用ロボットによる犯罪に対抗するため、警視庁警備部内に新設された「特車二課・パトロールレイバー中隊」の隊員達による群像劇が根幹を成す。本作はテレビ版→新ビデオ版の続きに該当する。

 初回限定版として、雑誌や広告に掲載されたイラスト集「Illustration Works of Patlabor Game Edition」が付属している。また、ゲームをクリアすると、押井守監督が実験用として作った映像特典「PATLABOR THE LIVE ACTION MOVIE」3パターンを見る事もできる。




【ゲームシステム】
 ゲームはフルボイスの「シナリオAパート」→敵レイバーと交戦する「アクションパート」→後日談の「シナリオBパート」の1ラウンドが主に3つのパートで構成されている。全11ラウンド。アクションパートでは、敵レイバーの「耐久度」を0にするとクリア。逆にプレイヤーの乗る「イングラム3号機」の耐久度かバッテリーが0になるとゲームオーバー。イングラムでの直接攻撃は全て「掴み」状態から始まり、「突撃ゲージ」をMAXまで貯めると攻撃が可能となる。攻撃は4つのボタンに振り分けられた技のタイミングが表示された際にすぐさまそのボタンを押し、成功すると次々とコンボ技が出せる。

 一方、攻撃時のコマンド入力に失敗し、敵の反撃を喰らったり、移動中に先手を取られると、「!」が現れ、ここもタイミングよくボタンを押せばダメージを軽減できる。イングラム3号機の指揮は本作オリジナルの女性キャラクター「空谷みどり」巡査が行う。武装の1種であるスタンスティック(電磁警棒)はこのタイミングが非常に早くなかなか難しい。更に6連装37mmリボルバーカノンによる「射撃モード」もあるが、写真を撮るヒマがありませんでしたっていうか、アクションパートはなかなか写真が撮れんので、今回はシナリオパートの写真を若干多めに。


【総評】
 アクションパートは、『ダンスダンスレボリューション』(コナミ)など、当時アーケードで頭角を表してきたリズムゲームの応用であり、プレイステーションの全てのボタンを使いながらも、操作性はできるだけシンプルさを目指し、タイミング勝負で連続技を出せるところが緊張感を伴い、また、レイバーの「重さ」や「速さ」も感じて、面白い。ボタンを押すタイミングはコンボが繋がるごとに早くなるため、レイバー戦のアクションをじっくり見るヒマはないけど、みどりが実況してくれる。



 ストーリーの大枠は、戦乱の絶えない国の同胞達と、主犯である天才プログラマーでゲームオリジナルキャラクターの「クリシュナ・アマルナート」の犯罪が背景に大河ドラマ的に流れつつ、1話1話は日常の業務をこなしていく。みどりも第2小隊に非常に馴染むナイスキャラクターだ。





 一方で、本作の1番の欠点は、第2小隊1号機キャリア担当の「山崎ひろみ」、同2号機キャリア担当&時々指揮の「進士幹泰」、第1小隊隊長の「南雲しのぶ」、整備班長「榊清太郎」のレギュラーメンバーを欠番にしたところにある。『パトレイバー』という作品は一見ロボットアニメだが、前述した様にその根幹は「隊員達の群像劇」である。「本庁出向中」などとそれらしい理由付けがなされているが、単にプレイヤーとみどりの2人が加わった事で、既存の人数+増えた2人を開発陣が「大所帯となった特車二課」の人数を扱いきれなかった事にあるだろう。他のロボットゲームではいざ知らず、『パトレイバー』に関して言えば、この選択は「ノー」だったと言わざるを得ない。上手く扱ってキャラクター達を回していくのが、現在は映画『真・女立喰師列伝』やアニメ『攻殻機動隊 SAC_2045』で活躍している檜垣亮氏の脚本と開発陣の腕の見せ所ではないか。それを最初から放り投げた時点で「負け」である←何の?



 本作は96年に『PATLABOR THE GAME(仮)』として発表されるも、そのクオリティの低さから1度開発中止となっており、最終的にはプロダクションI.Gで制作した映画『機動警察パトレイバー2 the Movie』のスタッフが新加入し、新規に開発をし直した。中止となったバージョンには主人公が「森園」、指揮担当は「空谷みあ」という名前が付いていた(レイバーキャリア担当者も名前だけ設定されてたけど忘れた)。この酷いゲームの体験版は98年発売の『サイレントメビウス 幻影の堕天使』と『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』にそれぞれ別ステージの体験版が付属されている。後述するが、ポリゴンガクガク、何を言ってるのかよく分からない喋りと、まあ、ヒドイ。

 この体験版のまま発売せず、いったん白紙に戻してプロダクションI.Gに製作が移り、高いクオリティが全てで維持され、ゲーム開発に関しても『ダブルキャスト』『季節を抱きしめて』のソニー・コンピュータエンタテインメントの「やるドラ」シリーズなどで得たノウハウが積み重なった時期にちょうどいいテコ入れで作り直す英断を下したバンダイビジュアルにより、結果的に会話パートは劇場アニメ並み、アクションパートもアイデアのある他のロボットゲームとは一線を画した高品質のゲームができたと言ってもいいだろう。




Selies
『PATLABOR THE GAME 体験版 Ver.1.0』
 










【発売】バンダイビジュアル(非売品)
【発売日】1998年

 98年発売の『サイレントメビウス 幻影の堕天使』に付属していた開発中止前の体験版。プレイヤー「森園」、指揮担当の「空谷みあ」というキャラクターの顔(みあはみどりとでは顔も声優も異なる)が通信時に表示される。オープニングムービーはある程度完成しており、製品版では未登場のレイバーが東京の街中や新宿都庁、特車二課を襲い、イングラム1号機が出動しようとする。


 ゲームはポリゴンガックガクで、武力闘争を全面に打ち出している過激派環境保護団体「海の家」シンパが操る敵レイバーを倒し、更に建物内に入って、コンテナを押したり引いたりする『倉庫番』(シンキングラビット)さながらの内容で行く先を自ら作っていくのだが、ポリゴンの「非表示設定」などがなされていない本当に「開発中」の画面であり、イングラムの操作性も最悪である。



 他に製品版との違いは、テキトーに色を塗った高田氏の描く第2小隊隊長「後藤喜一」が静止画で表示される事。声の感じも後藤を演じる大林隆介氏の飄々としたものではなく、どことなく終始ピリピリした喋り方になっている。また、前述の「海の家」シンパも喋るのだが、明らかに開発スタッフが声を当てており、活舌も悪い。イングラムのデッキアップはムービー、後藤のミニパトは3DCGで描かれている。『サイレントメビウス』のソフトはたぶん誰かにやった。現在では入手困難かもしれない。





Selies
『マクロスVF-X2』 [体験版]&『PATLABOR THE GAME』 [体験版] Ver.2.0
 


【発売】バンダイビジュアル(非売品)
【発売日】1998年

 98年発売の『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』に付属していた開発中止前の体験版第2弾。薄い操作説明書が付いたが、ゲームはいきなりどこかの「制御室」と呼ばれるポリゴンがスッカスカの空間に放り込まれ、何をしていいか分からない。みあの声優もVer.1と違う。とにかくまともに真っすぐ歩けずストレスバリバリで、更に足元には電気をビリビリ発する「ガードロボット」がおり、放っておくと足元がガードロボットだらけになるので、ヘボいキック数発で倒していくだけで、進捗としてはVer.1から全く進んでない。これも現在では入手が難しいかもしれないが、別に入手しなくてもいいと思う。



 特典映像として、02年に公開された映画『WXIII PATLABOR THE MOVIE 3』のパイロット版が収録されている(これは同作のDVD BOXにも収録されている)。『マクロス』のソフトはたぶん誰かにやった。この体験版Ver.2を最後に2年間音沙汰がなくなる。



Flyer
販促用チラシ&雑誌広告

 00年秋、突如、プロダクションI.Gがテコ入れされた本作の雑誌広告が打たれた。後藤隊長口調による「いや~待たせたね~」というコピーが全てを表している。また、約2ヶ月に渡り、ゲームの進行に合わせた形で、毎回プロダクションI.G所属の黄瀬和哉氏による描き下ろしのイラストによる雑誌広告も打たれ、バンダイビジュアルの巻き返そうとする姿勢がよく分かる。大林氏ナレーションのTVCMも夕方から深夜の時間帯に放送され、莫大な広告費がかかってると容易に予想できる。






 また、販促用チラシも配られ、A4二つ折りで内容も濃い。みどりやクリシュナの全身像や、後姿ではあるが、ひろみ、進士、しのぶも描かれている。東京マルイ協力でプレゼント企画も用意された。

 






Goods
販促用リバーシブルポスター

 予約特典のB2リバーシブルポスター。表面は高田氏描き下ろしの素晴らしい野明が、裏面はパッケージと同じ出渕氏がテキトーに描いた手抜きイングラム2機と野明が描かれている。我が家では何度か引っ越しをしても、26年間ずっと飾っている。ちなみに、まだ封を切ってない同じポスターがもう1枚あるんだけど、どうやって手に入れたかは…教えてあげない。








Model
バンダイ1/60改造「イングラム3号機 ゲームエディション版」

 ゲーム中、当初はテレビ版の頭部だった3号機だが、序盤で劇場版2で搭載されたいわゆる「メデューサヘッド」に変わる。ただし、劇場版2ではボディのほとんどがアーマーで覆われていたため、バンダイ製1/60のプラモデルを使って通常のボディにメデューサヘッドを乗せ、ついでに古いキットなので気になるところを改造している。ヘタだけどね、好きなんだもん。製作手順の詳細はご興味ありましたらこちらからどうぞ。



(C)2000 HEADGEAR / EMOTION / TFC / SHOGAKUKAN (C)2000 BANDAI VISUAL / Production I.G
(C)1998 HEADGEAR / EMOTION / TFC / SHOGAKUKAN (C)1999 HEADGEAR / EMOTION / TFC / SHOGAKUKAN