【発売】ナムコ(アーケードアーカイブス版:ハムスター)
【開発】ナムコ(源平プロジェクト)(アーケードアーカイブス版:ハムスター、バンダイナムコ研究所)
【発売日】1988年5月20日(アーケードアーカイブス版:2023年6月8日)
【定価】(アーケードアーカイブス版:838円(ダウンロード専売))
【媒体】アーケード(アーケードアーカイブス版:ニンテンドーSwitch用ダウンロードデータ)
【容量】Namco SYSTEM 1(アーケードアーカイブス版:93M)
【容量】Namco SYSTEM 1(アーケードアーカイブス版:93M)
【ジャンル】アクション/シューティング
【レーティング】(アーケードアーカイブス版:IARC 7+(7歳以上対象))
ベラボー参上!
【ストーリー】
今から30年程前、キミ達のお父さんがまだ子供だった頃。地球に恐るべき魔の手が迫っていた。平和な町・新田4丁目に、なんと!悪の科学者「爆田博士」が現れたのだ!危うし!新田4丁目!その時、1人の男が立ち上がった。一体、彼は?
その男の名はナカムラ…いや、「ベラボーマン」!「アルファー遊星人」によって正義の使者に大変身した男!彼は、地球征服を企む爆田博士の悪の軍団に、敢然と立ち向かって行ったのである。ある時はご町内、またある時は水中、はたまた謎の忍者屋敷と、ベラボーマンと爆田博士の戦いは果てしなく続く。頑張れ、ベラボーマン!爆田博士を倒し、新田4丁目と地球の平和を守るのだ!
【概要】
オリジナル版は88年にナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)がアーケードで発売したアクションゲームで、『源平討魔伝』のスタッフが開発した。ベラボーマンは、首、手、足をそれぞれ伸ばして敵を攻撃する。ボタンを押す「強さ」で各部を伸ばす長短が決まるため、アーケード版の筐体では故障が続出し、このシステムは本作限りとなった。90年にPCエンジンへ移植された際には、ボタンを押す「長さ」で長短が決まる仕様に変更されている。
『アーケードアーカイブス』は、倒産したメーカーを含む約30社の往年のアーケードゲームをコンシューマ向けに復刻するハムスターと日本一ソフトウェアが14年から開始した共同プロジェクトである。基本的にはダウンロード専売であり、現在はニンテンドーSwitch及びニンテンドーSwitch2、プレイステーション4で展開されている。移植に際しては、17年まではゴッチテクノロジーが、以降はハムスターの東京本社と札幌開発室が主に担当している他、ナムコ製作品はバンダイナムコ研究所との共同開発、更にNEO GEO作品については専門チームが当たっている。ハムスターは元々、プレイステーション2で同様にレトロゲームの移植作『オレたちゲーセン族』シリーズを発売していたが、移植度の稚拙さでユーザーは元より版元からも不評が噴出し、更には「重大な契約違反」が発覚した事により、シリーズ商品は全て回収&廃盤という事態に陥った。この過去の苦い経験を反省し、『アーケードアーカイブス』シリーズでは、各メーカーとも協力して万全の態勢で臨み、今では大きなシリーズとしてオールドファンからも好評を得ている。ハムスター設立の簡単な経緯は、『バード・ウィーク』(東芝EMI)の項も参照されたし。
本項では『アーケードアーカイブス』シリーズ作品として、オリジナル版(アーケード版)について記述する。
【ゲームシステム】
サイドビュー形式のアクションゲーム。平凡なサラリーマン(保険会社勤務)の「中村等」が「超絶倫人ベラボーマン」に変身して、爆田博士率いる敵を倒していく。武器は自分の身体で、首、手、足を伸ばして敵を粉砕する。伸縮の長短はボタンを押す長さで調節。主に「町」、「忍者屋敷」、「水中」の3つの舞台の繰り返しで、水中ステージのみシューティングゲームとなる。ライフ制。全32ステージだが、ステージごとに長さやボスキャラクターの有無、ボーナスステージなどで構成され、短いステージだといきなりフェードアウトしてクリアになる事も多々ある。

また、ボスとの対戦のみのステージもあり、ライバル会社の社員「妙島」が変身した「ブラックベラボーマン」や、後に『ピストル大名の冒険』の主人公となる「ピストル大名」、紅一点で「行くわよ!」が「ちくわよ!」にしか聞こえないサイボーグ忍者「わや姫」など多彩だ。
【総評】
よーやくPCエンジン以外でもコンシューマ機で遊べる様になったかー嬉しー!というのが最初の感想なくらい大好きなゲームなんですよ、これ。わりとオーソドックスなサイドビュー形式のアクションゲームだけど、そのコンセプトやキャラクター達が特に好きでしてねぇ。大雑把なストーリーも馬鹿馬鹿しくも個性的な敵キャラクターも。唯一の女性と思いきやサイボーグのわや姫は、両胸部分に「フロントホック・ブラバスター」を装備しており、右胸からはマイナス130度の冷凍光線、左胸からは摂氏不明の怪光線を発射できるらしいが、「恥ずかしいので死んでも使わない」っつー本人の強い意志によりゲーム中では一切出て来ない。なんだこの設定。ライバルで何度も対戦するニヒルなブラックベラボーマンもベタでよい。スピンオフ作品まで作られたリーゼント風の髪型に見えて実は拳銃っつーピストル大名。2体同時に出現するヘビメタ野郎で名前もイカス「ベンジャミン大久保彦左衛門」。どいつもこいつも頭のネジが1本外れてる様な愉快な連中だ。

ゲーム進行は、ラストボスの対爆田博士戦はシビアだが、ほとんどは力技で進める、いい意味での大雑把さ。背景の細かな部分までギャグを散りばめながらも描き込まれているナムコらしさ。ベラボーマンの声を演じた梅津秀行氏の歌うテーマソングも作られた。本作のディレクター&サウンドは、産休に入った慶野由利子氏に代わって配属された中潟憲雄氏(現フリーランス)で、「好きな事をやるだけやらせてもらった」と語っている様に、その楽しさがユーザーにも伝わって来る。そこがいいのだ。
コンシューマ機ではPCエンジン以外(主にボタン入力の問題で)長らく移植されなかったが、90年にファミコンで発売された『デジタルデビル物語 女神転生II」では、爆田博士が「狂人ドクターバクタ」として登場。05年にプレイステーション2で発売の『ナムコクロスカプコン』では、本作を「新田4丁目事件」として取り扱い、ベラボーマンとわや姫がプレイヤーキャラクターとして参戦、敵側ではより悪役らしくなったブラックベラボーマンらが登場する。
アーケード版の移植としては、04年にWii用ダウンロード販売があるが、現在はサービスが終了しているため、この『アーケードアーカイブス』シリーズでの発売は嬉しい限りである。
Model
ボークスオリエントヒーローシリーズ ゲームヒーローコレクション
「ベラボーマン&ワヤ姫セット」
ノンスケールのレジンキャストキットで、ベラボーマンとわや姫(商品名ではカタカナ表記になっている)のセット。20年程積んでいて、今年になってようやく作った次第。ベラボーマンは、右腕のみ「通常仕様」と「伸びた仕様」がそれぞれ付いているため、ネオジム磁石で差し替え式にしました。塗装してみると案外カラフルな事が判明。いくつかのアニメや特撮作品のオマージュが散りばめられたデザインだ。
わや姫は、岩石パーツに片足爪先立ちのため、補強として2mmアルミ線+エポキシ接着剤+瞬間接着剤でガチガチに固定して、百均で買った紫の薔薇のアクセサリーを追加。わや姫、顔の「瞳」は実はダミーで、本当の「目」は「麿眉毛」だったりするのでした。


こーゆー古いガレージキットは、ネットでもなかなか完成品が見られず、これも確認できただけで2例だけだった。2人がカラフルなので、タイトルプレートは逆にあっさり仕上げで。製作手順などの詳細は、ベラボーマンはこちら、わや姫はこちらを見て頂ければー。
(C)1988 NAMCO ALL RIGHTS RESERVED.
超絶倫人ベラボーマン™& (C)Bandai Namco Entertainment Inc. Arcade Archives Series Produced by HAMSTER Co.
































