2026/04/20

ナムコアンソロジー2

 



発売】ナムコ
【開発】トーセ
【発売日】1998年9月23日
【定価】5,800円
【媒体】プレイステーション用CD-ROM
【ジャンル】オムニバス




昔のナムコが好きだ! その8

【ストーリー】
 この度は『ナムコアンソロジー2』をお買い上げ頂きまして、誠にありがとうございます。おかげ様で前作の『ナムコアンソロジー1』もご好評を頂き、今回も新たに4本の作品を厳選して皆様にお届けする事ができました。前作共々末永くご愛用下さい。




【収録作品】
01.『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』(ファミコン版:86年    
  8月1日)
02.『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』(アレンジ版)
03.『キングオブキングス』(ファミコン版:88年12月9日)
04.『キングオブキングス』(アレンジ版)
05.『ナムコクラシックII』(ファミコン版:92年3月13日)
06.『ナムコクラシックII』(アレンジ版)
07.『パックアタック』(SNES版:93年10月)
08.『パックアタック』(アレンジ版)


【概要】
 ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)が、過去に家庭用ゲーム機で発売した作品のオリジナル版とアレンジ版を収録したナイスソフトとして、全2本が発売された。本作はその第2弾。アーケードゲームを完全移植した『ナムコミュージアム』シリーズとは異なるコンセプトだが、ナムコファンとしてはまたまた嬉しいソフトである。
 尚、『パックアタック』は、海外版スーパーファミコンであるスーパー・ニンテンドー・エンターテインメント・システム(SNES)で先行発売され、日本では92年にアーケードで発売された『コズモギャング・ザ・パズル』にアレンジされて発売されている。国内での純粋な移植は94年にゲームボーイ用ソフト『パックパニック』に名称変更され発売された。


【ゲームシステム】
 98年はインターネットが家庭に普及した時期でもあり、本作のメニュー画面もそれを意識した作りになっている。ホーム画面では各タイトルと、「ナムコアイランド」というセーブ&ロードや、各タイトルの説明が表示される。アレンジ版にはオープニングムービーが加えられており、これもホーム画面で見る事ができる。





【総評】
 本作収録作品の中は、比較的新しい『パックアタック』を除けば、大幅にアレンジされている。『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』は、ファミコン版の様に初期設定はなく、画面構成からサウンドまで『ワルキューレの伝説』に準じている。ファミコン版では全方位スクロールだったが、アレンジ版では画面切り替え式になっており、すぐに敵キャラクターに追い詰められてしまったりして難易度は高いが、ゲーム開始前に冨士宏氏のイラストのムービーがあるので、個人的には嬉しい。



 『キングオブキングス』は、ロード画面のロゴも入り、これだけで1本のゲームとして発売してもいいくらいアレンジに気合いが入っているが、ファミコン版の開発元であるアトラスとの権利関係からか、サウンドはオリジナルのものになっている。欲を言えばファミコン版のN160音源を意識したサラウンドの効いた響くものにして欲しかった。


 『ナムコクラシックII』もこれまた1本のゴルフゲームとして発売されてもおかしくないくらいのアレンジだ。ファミコン版では質問に答える事でキャラクターが設定されるが(僕がやるとおっさんになる)、アレンジ版ではアニメ調の男女6人のキャラクターから任意に選択できる。また、キャディーも4人おり、こちらは立ち絵とメッセージウインドウが表示され、更にフルボイスではないが喋る。全27ホール。



 前作の時も書いたが、本作の制作コンセプトは、当ブログのコンセプトと一致しており、見た目は古くても、まだまだゲーム性じゃ今出ているゲームにも負けない作品が山の様にあるのだ。特に今作はアレンジ版の『キングオブキングス』と『ナムコクラシックII』はファミコン版の超正当進化系として、今でも熱中して遊べる完成度だ。中古市場での価格は定価からあまり下がっていないが、機会があればやりなはれ。


Produced by NAMCO LTD. (C)1998 NAMCO LTD.,ALL RIGHTS RESERVED

2026/04/19

悪魔城ドラキュラ

 





【発売】コナミ
【開発】コナミ(開発2課)
【発売日】1991年10月30日
【定価】8,800円
【媒体】スーパーファミコン用カートリッジ
【容量】8M
【ジャンル】アクション




ハードの新機能を巧く使ったシリーズ初期の名作ホラー


【ストーリー】
 「魔王は百年に一度、この世の力が弱まる頃、邪悪な心を持つ人間の祈りによって復活する。そして、その復活の度に彼の魔力は強くなる…」

 過去に幾度となく、魔王はあらゆる形でこの世に復活した。しかし、魔王の全世界を暗黒の雲で覆い、闇の世に君臨しようとする野望は、英雄「ベルモンド」一族によって打ち砕かれたのであった。魔王がベルモンドとの死闘に敗れ、人間界から追放されて百年が経とうとしていた頃、トランシルバニアでは干害が続き、かつての繁栄には陰りが訪れていた…。そんなある日、邪悪な雷雲が町を覆い、一筋の稲妻が沈黙の町を貫いた。その瞬間、暗黒の魔力を持つ過去最強の魔王が、この世に強力な魔物軍団と共に舞い戻ったのである。

 この危機を救おうと、ベルモンド一族の血を受け継ぐ青年「シモン」は、人間界の解放を誓った。圧倒的な勢力に不安を抱きながらも、先祖伝来の不思議な力を秘めた鞭を手に、悪魔城へと乗り込んで行ったのである…。


【概要】
 86年にコナミ(現コナミデジタルエンタテインメント)からファミコン用ディスクカードで発売された『悪魔城ドラキュラ』シリーズの8作目であり、スーパーファミコンでの第1作目。多くのシリーズではゴシックホラーの雰囲気だが、本作は特に「ホラー」の部分を強調している。また、スーパーファミコンの新機能「回転、拡大、縮小」機能をゲーム内に上手く取り入れている。サブタイトルは付いていないが、本作はファミコン版のリメイクではなく、完全新規作作である。


【ゲームシステム】
 サイドビュー形式のアクションゲーム。主人公「シモン・ベルモンド」を操り、「ドラキュラ」を倒すため、悪魔城までの道のり、そして、場内を進んで行く。武器の「鞭」は2段階にパワーアップするが、本作の特徴として、鞭を「垂らす」事ができ、これによって簡易攻撃&防御ができる。他にサブウェポンとして、「十字架(クロス)」、「斧」、「聖水」があり、各所にあるロウソクを消すと出現する「ハート」を集めると、使える回数が増える。また、「しゃがんだまま歩ける」という特徴も本作ならでは。全11ステージだが、1ステージは数エリアに分かれており、道のりは長い。パスワード制。


【総評】
 「『ドラキュラ』シリーズにハズレなし」と思っているので、本作も現在の目で見ても充分に通用するグラフィックにゲーム性だと思う。前述したスーパーファミコンの新機能を他のメーカーがまだ使いこなせず、せいぜいが自社のロゴを拡大や回転させる程度だった頃、本作はハード発売から相当早い時期にその機能を作風に巧くマッチさせダイナミックに、ステージのギミックとして使用している。これはさすが黄金期のコナミと言えよう。


 シリーズの冗談として、嫌らしい場所で急降下からユラユラとシモンに突き進んで来るザコの「コウモリ」がおり、「最強の敵はコウモリ」と言うプレイヤーも少なくないが、本作の場合は鞭を垂らして簡易攻撃&防御でダメージを受ける前に倒せるため、本作ではこの冗談は通じない…っつっても、やられる時はやられるんだけどね。

 更に鞭の使い方は、それまで正面にしか打てなかったのが、本作では8方向に打てる様になった。また、『海腹川背・旬』(エクシング・エンタテイメント)の様に、ステージによってはラバーリングアクションのエリアがあるため、鞭を上手くリングに引っかけて進んで行く。この様にスーパーファミコン初期に発売されたにも関わらず、アクションゲームとしては一流の傑作に仕上げっている。





 『ドラキュラ』シリーズは秀逸なサウンドの数々も魅力だ。今作ではファミコン版や『悪魔城伝説』に比べて、静かで落ち着いた曲が多く、美しい。本作の新曲ではステージ1で流れる「シモン・ベルモンドのテーマ」がドラキュラ戦での演出と相まって、現在も後述の3曲と合わせて後のシリーズでも使用されている。終盤ステージに流れるファミコン版の「Vampire Killer」、『ドラキュラII 呪いの封印』の「Bloody Tears(血の涙)」、『悪魔城伝説』の「Beginning」という「ドラキュラ三大名曲」のメインテーマのアレンジが流れる。やっぱ、前作の曲が流れると燃えるよね!

 現在でもダウンロード販売やオムニバスソフトなどでプレーできる。また、実機でも中古市場では1,000円前後だ。面白いゾ!



(C)KONAMI 1991

2026/04/15

ドラゴンセイバー

 




【発売】ナムコ
【開発】ナムコ
【発売日】1990年12月13日
【媒体】アーケード
【容量】(システム基板:Namco System 2)
【ジャンル】シューティング




前作同様の秀逸なサウンドのロマンシング・シューティング


【ストーリー】
 遥か彼方の世界。人々は利己主義により戦争や環境破壊などの愚かな歴史を繰り返してきた。それにより世界の何処かで超進化した異次元の生命体が数多く産み出され、世界は瞬く間にその生命体に支配されていった。一方、その頃、かつて「聖龍ブルードラゴン」と共に魔王ザウエルを封じ込めた「太陽神アーリア」は、「ヒューイ」と「シリア」という勇敢なる2人の若者に「龍の力」を得られる聖剣を与え、諸悪の根源の討伐を託した。2人は巨龍に変身し戦いの旅に出たのであった。


【概要】
 87年にナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたシューティングゲーム『ドラゴンスピリット』の続編。約3年後に発売されたが、ストーリー的には「太陽神アーリア」以外、関連性は薄い。タイトルは「竜(Dragon)の力を与える剣(Saber)+ 救世主 (Savior)」に由来する。前作は1人プレイ専用だったが、今作は2人同時プレイが可能となった。
 本項では『ナムコミュージアムアンコール』収録作品として、収録されたオリジナル版(アーケード版)について記述する。


【ゲームシステム】
 トップビュー形式のパワーアップ型縦スクロールシューティングゲーム。自機のブルードラゴン&レッドドラゴンは8方向に操作でき、対空対地で敵を撃ち分けながらステージを進んで行く。ライフ制で、地上にある卵を割るとパワーアップ。青い卵は最初は1本だったブルードラゴンの首を最大3本まで増やす事ができる。赤い卵はパワーアップアイテムが出る。全9エリア。尚、『ナムコミュージアムアンコール』収録版では、タイトル画面で〇ボタンと×ボタンを押しながらスタートすると、前作のサウンドのアレンジ版でプレイできる。


【総評】
 まずは前作より更にパワーアップした細江慎治氏(現スーパースィープ代表取締役)の音楽だ。高揚感と爽やかさ溢れる魅力的な名曲揃いのサウンドは今回も健在であり、更に前作のNamco System 1」基板からNamco System 2」基板に容量が増えたため、前述通り、前作のサウンドのアレンジ版を聴く事ができる豪華仕様だ。これまたもはやサウンドを聴くためにプレイしていると言ってもいい。僕が。



 難易度は前作に比べ、エリア1から比較的高い。序盤は対地攻撃を無視して対空攻撃と放たれる敵の弾に集中すればある程度はなんとかなるが、対地攻撃もエリア1の終盤からは激しくなり、ある程度ではなんともならん展開となる。僕には。もちろん、首が3本になったフルパワーアップ状態だと、敵の弾への「当たり判定」も大きくなる。痛し痒しな感じ。

   

 それでも、下手の横好きなもんで、好きなんだよなー。『ドラゴンスピリット』の正統派続編として秀逸なサウンドと独特の世界観。「無理やろー!」と思わせながら何度も挑戦させる魅力が詰まったロマンシング・シューティングゲーム。名作だけあって、最初に移植されたPCエンジン版から現在まで各種移植&ダウンロードで気軽に遊べる、現在でも通用する作品だ。やれ。そして、聴け。




Music
『ナムコゲームサウンドエクスプレスVOL.4 ドラゴンセイバー』










【作曲】細江慎治
【編曲】細江慎治、米光亮
【演奏】ナムコグランドオーケストラ
【発売】ビクター音楽産業
【発売日】1991年3月21日
【定価】3,000円
【収録時間】約102分

 ビクター音楽産業(現ビクターエンタテインメント)からリリースされた『ナムコゲームサウンドエクスプレス』は、アーケード稼働から比較的早い時期にリリースされたオリジナル・サウンドトラックシリーズで、価格は基本的に1,500円。この『ドラゴンセイバー』はシリーズ唯一の2枚組で(なので定価も倍)、1枚目は『ドラゴンセイバー』、2枚目は前述したNamco System 2」版『ドラゴンスピリット』が収録されている。単なる基板からの録音ではなく、音源自体の出力に最も近い部分からFM、サンプリングとバラバラに録音して調整してあるため、音質は非常によい。生音に限りなく近いので、ぜひ聴いていこう!

【収録曲】
■DISC 1  DRAGON SABER SIDE
01.ストーリー・オブ・ドラゴンセイバー
02.COIN
03.オープニング ヴィジュアル
04.水没都市
05.親玉A
06.火山
07.親玉B
08.化石
09.エイリアンキング
10.地じん
11.渓谷
12.コンティニュー
13.ネームランキングA
14.氷穴
15.魔界
16.ドラゴンゾンビ
17.暗黒
18.ウルティマ
19.カオス
20.エンディング
21.ネームランキングB

■DISC 2  DRAGON SPIRIT II SIDE
01.COIN
02.海上(未使用)
03.ROUND 1
04.ROUND 2
05.ROUND 3
06.ROUND 4
07.ROUND 5
08.ROUND 6
09.ENDING
10.裏ネームランキング
11.水没都市(アレンジ・バージョン)
12.火山(アレンジ・バージョン)
13.氷穴(アレンジ・バージョン)


Produced by NAMCO LTD. (C)1990 1997 NAMCO LTD.,ALL RIGHTS RESERVED