【発売】セガ・エンタープライゼス
【開発】トレジャー
【発売日】1993年9月10日
【定価】6,800円
【媒体】メガドライブ用カートリッジ
【容量】8M
【容量】8M
【ジャンル】アクション
【受賞】2012年:アメリカ国立スミソニアン博物館アート・オブ・ビデオゲーム展選出
トレジャー、鮮烈なデビュー作!
【ストーリー】
時は未来…。地球ははびこる悪で荒廃し、地上の人々は混乱をきたし、秩序は失われていた。しかし、その様な中で、真実と正義を貫く集団が世界中をまたに駆け、活躍していた。その名は「ガンスターヒーローズ」!人々から、「ガンスターズ」と呼び讃えられ、悪者を次々と倒していく彼らの戦いは、時を超え、どこまでも続く。世界に真の平和が訪れるまで...。
【概要】
コナミ(現コナミデジタルエンタテインメント)の元社員達が独立して起ち上げた新会社「トレジャー」の第1作。コミカルなキャラクターと斬新なアイデア、メガドライブの能力を最大限に発揮したアクションゲーム(終盤はシューティングゲームにもなる)で、その完成度の高さからデビュー作ながら一躍「トレジャー」の名を知らしめた傑作である。12年には膨大な収蔵品数と展示数を誇るアメリカの国立スミソニアン博物館が世界中の優れたビデオゲームを特別展示した「アート・オブ・ビデオゲーム展」にも選出された。
【ゲームシステム】
サイドビュー形式のアクションゲーム。主人公の「レッド」と「ブルー」は、「投げる」、「スライディング」、「ダッシュ」、「ぶら下がり」、「拾う」、「投げる」などの多彩なアクションと、移動しながら一方向に撃てる銃or8方向に撃てるが移動中には撃てない銃に、「フォース」、「ライトニング」、「ファイアー」、「チェイサー」の4種の合成武器を組み合わせ、多種多様な攻撃がいずれも簡単な操作でできる。2人同時プレイ可。全7ステージ。
まず目に行くのは、各キャラクターの細かなアクションで、これは敵キャラクターや無害な「原住民」なども同じだ。キャラクター全てがモニターの中で生き生きしている。そして、有機物から無機物まで凝った敵キャラクターのデザイン。アニメ『ふしぎの海のナディア』の敵3人組みたいな連中だったり、多関節や移動しながら変形するロボットだったり、商業デザインではなくアーティスティックなキャラクター(初見だと頭が一瞬混乱する)だったり、プレイヤーキャラの半分の背丈しかない敵キャラクターが肉弾戦を得意とする難敵だったりと、横で見ているだけでも楽しいグラフィックだ。ホント、敵キャラクターデザイナーは天才だと思う。
プレイヤーもボスキャラクターもライフ制だが、グラフィックではなく、数字で表れるのがちょっと見難いかな。まあ、本作の欠点らしい欠点はそれくらいだ。4種の合成武器は1度に2種類持て、単発or2種の合成による計10種類の攻撃の組み合わせがある。難易度は3種から選択でき、歯応えのある本来の難しさを堪能するもよし、ザコキャラを蹴散らす爽快感を楽しむもよしだ。全7ステージ中序盤の4ステージは任意に選べる。ステージ5から7までも趣向の凝った作りだ。
セガ・エンタープライゼス(現セガ)社内では当初、新規のデベロッパーによる完全オリジナル作品が売れるのか懐疑的な意見もあり、「保険」として、マクドナルド社のキャラクターを使った『マクドナルド・トレジャーランドアドベンチャー』を同時開発させたが、トレジャー側から「どうしてもオリジナルの本作を先に出したい」という強い申し出から、開発の終わっていた『マクドナルド・トレジャーランドアドベンチャー』より先に発売された。ていうか、もうパッケージデザインからして安っぽいマクドナルド社のキャラクター使うとか、なぜセガはこーゆー明らかにユーザー受けしなさそうなモンを選ぶのか?


爽快感のあるアクションと多彩な武器、派手な演出のステージ、バラエティ豊かな敵、優れたゲームバランスなど、「横スクロールアクション」という見慣れ過ぎたジャンルの中で、これ以上はない良質なゲームだ。一時期はプレミアが付いていたが、06年にプレイステーション2で発売された『SEGA AGES 2500シリーズVol.25 ガンスターヒーローズ~トレジャーボックス~』(←長い)を機に、各種ハードに移植され、Wiiのバーチャルコンソールでの配信では、10万ダウンロードを超えるヒットを記録。現在でも19年発売の「メガドライブ ミニ」への内蔵やニンテンドーSwitchでの「メガドライブ for Nintendo Switch Online」に収録されており、気楽に遊ぶ事ができる。やりなはれ。
(C)1993 SEGA






















