【発売】タイトー
【開発】タイトー(熊谷研究所)、ビング
【発売日】1995年9月14日(サタコレ版:1997年4月25日)
【定価】5,800円(サタコレ版:2,800円)
【媒体】セガサターン用CD-ROM
【ジャンル】シューティング
【レーティング】全年齢
絶妙な難易度と爽快感が味わえる良作シューティング
【ストーリー】
現在「Con-Human」システム(以下「システム」)は依然として、兵器の生産活動を継続しており、その戦力は我々だけでなく、全ての生命体にとって脅威になりつつある。繰り返し行われる敵艦隊の壊滅作戦により、人類の移住圏は消滅しつつある。もはや我々に残された道はただひとつ、「システム」=本星の破壊のみである。
先に行われた第一次攻略戦は残念ながら我々の敗北に終わった。今回の第二次攻略戦は、もはや残り少ない戦力での敵艦隊戦力の突破という難題の解として立案された。現在、我々の残存艦隊は本星のリング状小惑星40万km後方に集結しつつある。リング付近には敵側の最前線防衛基地が建設中であるが、比較的突破は容易と考えられる。しかし、問題は後方にある。第一次攻略戦時の本星と衛星と化した、巨大な岩塊付近に駐留する敵機動艦隊である。そこで考案されたのが、残存艦隊による敵機動艦隊の陽動と機動性の高い小型機動兵器「RVA-818 X-LAY」による降下作戦である。
【概要】
オリジナル版は94年2月にタイトーがアーケードで発売したシューティングゲーム『レイフォース』。95年にセガサターンへ『レイヤーセクション』としてに移植。タイトルの名称変更は、当時PCエンジンやPC-FXへソフトを供給していたレイ・フォース社との混同を避けるための措置である。本作は好評を博し、後年、タイトルの『レイ』を作品名に付けたシューティングゲームがシリーズ化された。これにより、本作は遡って「レイシリーズ」の第1作目となる。07年にプレイステーション2で発売された『タイトーメモリーズII 上巻』では、オリジナル版のタイトル『レイフォース』のまま移植された。音楽はタイトーのサウンドチーム「ZUNTATA」の河本圭代氏(現フリーランス)が作曲。
【ゲームシステム】
トップビュー形式のパワーアップ型縦スクロールシューティングゲーム。自機は8方向に操作でき、対地対空で敵を撃ち分けながらラウンドを進んで行く。対地及び対低空度攻撃「ロックオンレーザー」では、複数の地上or自機より低空度に位置する敵をロックオンし、レーザーで一斉に攻撃できる。パワーアップアイテムは3つ取る事によりショットが1段階、最大で3段階パワーアップする。本作には「アーケードモード」と「セガサターンモード」の2バージョンがあり、「アーケードモード」では、ゲーム画面を90度回転させた状態で、オリジナル版と同じ感覚でプレーできる。全7ラウンドで、コンティニュー回数は4回。
【総評】
アーケード市場でのシューティングゲームは88年から91年頃にかけて難易度のインフレ化が加速し、一部のマニアのジャンルになってしまい、対戦型格闘ゲームに主流を奪われた。現在でもその主流は変わらないが、その中で各メーカーは「弾幕系」と言われる方向性に転換したり、シューティングゲーム自体から撤退したりと、その在り方を模索していた。本作は、易し過ぎず難し過ぎずの絶妙な難易度設定と、レーザーの一斉照射による爽快感で、久々に正統派シューティングゲームとして「シューティングの雄」タイトーの実力を見せた。
移植されたサターン版では6段階に難易度が選べるが、1番低い難易度が「NORMAL」である。多重スクロールや大き目の敵弾に比較して「当たり判定」が自機のグラフィックより小さく、「難しいけど頑張ればなんとかなりそう」と思わせる適正難易度だ。
対地対空の撃ち分けと対地のロックオンは縦スクロールシューティングの元祖『ゼビウス』(ナムコ)と同じだが、これに加え自分より低空高度にいる敵にも複数ロックオンでき、レーザーを一斉照射する爽快感は、シューティングゲームの原点である「気持ちよさ」がある。低空高度の敵戦艦からガイドビーコンが光り「ガイドビーコンなんか出すな!やられたいのかい!」「母艦にお戻り下さい!」「どこに帰るっていうんだいっ!?」などと敵のやり取りが想像できる(←病気です)。自機の武装は対空の「ショット」と対地の「レーザー」のみで、アイテムも武装のパワーアップのみとシンプルなため、撃ち方に専念できる。
ステージ構成は、宇宙から地球、地下都市、敵母星中心部とストーリーに沿った構成で、敵の攻撃と共にバラエティに富んでいる。また、音楽もZUNTATAらしいメロディで、タイトーファンはもちろん、シューティングゲームファンも1度プレイしてみる事をお勧めしたい。ただなー、エンディングがなー、切ないぜ!
(C)TAITO CORP. 1995




















