2026/07/05

悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション

 

  




【発売】コナミデジタルエンタテインメント
【開発】コナミデジタルエンタテインメント、M2、サン・フレア、
    コナミデジタルエンタテインメントB.V社、コナミデジタルエンタテインメントリミテッド社
【発売日】2025年6月28日(ダウンロード版:2019年5月16日)
【定価】4,980円(ダウンロード版:3,300円)(デラックスエディション版:8,980円)
【媒体】ニンテンドーSwitch用ゲームカード
【容量】800M
【ジャンル】オムニバス/アクション/アクションRPG
【レーティング】CERO:B(12歳以上対象)




ドラキュラだらけで嗚呼、幸せ❤


【ストーリー】
 「ホラーアクションゲーム」として世界的にヒットした『悪魔城ドラキュラ』のファミリーコンピュータ版をはじめ、シリーズ初期の代表作を8タイトル収録しました。鞭や様々なウェポンを駆使したアクション性や、ステージの世界観を表現する緊迫感あるBGMなどに注目です。100年の眠りから蘇るドラキュラ伯爵と、ヴァンパイアハンター一族であるベルモンド家を中心とした英雄達の壮絶な死闘を描いた不朽の名作アクションシリーズをお楽しみ下さい。



【収録作品】
01.Castlevania Simon's Quest
  (北米版『ドラキュラII 呪いの封印』)(88年11月24日)
02.ドラキュラ伝説(89年10月27日)
03.悪魔城伝説(89年12月22日)
04.悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん(90年10月19日)
05.ドラキュラ伝説II(91年7月12日)
06.悪魔城ドラキュラ(91年10月31日)
07.悪魔城ドラキュラ(カートリッジ版)(93年2月5日)
08.バンパイアキラー(94年3月20日)


【概要】
 コナミ(現コナミデジタルエンタテインメント)の人気定番ソフト『悪魔城ドラキュラ』シリーズから、ファミコン、ゲームボーイ、スーパーファミコン、メガドライブのシリーズから全8作を収録したオムニバスソフト。当初は19年にニンテンドーSwitch及びプレイステーション4用にダウンロード専売ソフトとして発売され、後に本作パッケージ版も発売された。パッケージ版には各作品の概要が記述された全18ページの小冊子が付属している。ゲーム内では鉛筆画のラフ資料や説明書、「ベルモンド家」の系譜、関係者のインタビューなどを見る事ができる。


【ゲームシステム】
 サイドビュー形式のアクションゲーム。初出の主人公は「シモン・ベルモンド」だが、時代によってベルモンド家の血を引く「ヴァンパイアハンター」達が主役となる。武器の「鞭」は2段階にパワーアップする。また、サブウェポンも戦いの助けとなる。各所にあるロウソクを消すと出現する「ハート」を集めると、サブウェポンの使える回数が増える。以上が基本的な共通項目だ(『ドラキュラ伝説』や『ぼくドラキュラくん』など、一部例外あり)。




【総評】
 『ドラキュラ』シリーズから計8作を収録したオムニバスソフト。第1弾の『悪魔城ドラキュラ』は、86年に発売されたファミコン用ディスクカードではなく、93年にファミコン用カートリッジで発売の「復刻版」であり、ディスクシステムはファミコン単体より1音多いため、カートリッジ版はディスクシステム版より1音少ない。第2弾の『ドラキュラII 呪いの封印』は、RPGの要素を取り入れたシリーズの中では変わり種だが、本作では北米版の『Castlevania Simon's Quest』が収録されており、会話は全て英語表記である。「シリーズ最高傑作」とも名高い音源チップを別搭載した『悪魔城伝説』。シリーズから外されがちな、一転コミカルな作風の『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』もしっかり収録。『ドラキュラ伝説』及び『ドラキュラ伝説II』はゲームボーイで発売された。以前、当ブログで採り上げたスーパーファミコン版『悪魔城ドラキュラ』。そして、発売当初から入手困難でプレミアが付いている唯一のメガドライブ用ソフト『バンパイアキラー』までが大収録されており、『ドラキュラ』大好きっ娘のおじさんは大喜びである。シリーズのファンとしては、単に敵を倒して進むのではなく、「いかに華麗に魅せるプレー」で進めるかという「美学」があり、同じ箇所を何度も繰り返しプレイしたりもするのだった。



 『ドラキュラII』が北米版なのは、ファミコン用ディスクカードでの発売だったため、ニンテンドー・エンターテイメント・システム(NES)でカートリッジとして発売された『Castlevania Simon's Quest』の方が移植に際して比較的容易だったためと思われる。しかし、唯一のアクションRPGで住人達との会話があるため、簡単な英語とは言え日本語にローカライズ修正して移植してほしかった。第1作目がカートリッジ版なのも同じ理由かなー。たぶん。あと、付属の冊子もペラペラの上質紙っぽく、昔はこういう付属冊子の紙質は凝っていたのになーとちょっと残念なキモチ。また、内容も半分は下記の英語版の概要が英語表記で書かれているこれまたちょーっと手抜きじゃありませんかってな感じだ。逆にゲーム内で閲覧できる山根ミチル氏(現フリーランス)のインタビュー記事を冊子に載せればよかったのになぁ。



 前述した様に、本作にはボーナスコンテンツとして、『ドラキュラII』を除いた英語版が収録されている。ゲーム内容は会話シーン以外は日本版とほぼ同じだ。

01.『Castlevania』(87年NES用『悪魔城ドラキュラ』)
02.『Castlevania The Adventure』(89年ゲームボーイ用『ドラキュラ伝説』)
03.『Castlevania III Dracula's Curse』(90年NES用『悪魔城伝説』)
04.『Super Castlevania IV』
  (91年スーパー・ニンテンドー・エンターテイメント・システム用『悪魔城ドラキュラ 』)
05.『Castlevania II Belmont's Revenge』(91年ゲームボーイ用『ドラキュラ伝説II』)
06.『Kid Dracula』(91年NES用『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』)
07.『Castlevania Bloodlines』(94年ジェネシス用『バンパイアキラー』)

 『ドラキュラ』シリーズはすぐにプレミアが付くため、こういった形(ダウンロード版含む)で発売されるのは、ファンとしてはとても嬉しく、また、古典的ゴシックホラーの名作ゲーム達を一部のコレクターやマニアだけのものにしておくのは全く以て無駄な事である。他にも以降の『ドラキュラ』シリーズや『魂斗羅』シリーズ、最近では『がんばれゴエモン!』シリーズなどもアニバーサリーコレクション化されており、多くの名作を揃えるには格好のソフトだ。このコナミの英断には拍手さえ送りたい。



(C)2025 Konami Digital Entertainment

2026/07/01

ガンスターヒーローズ

 


  



【発売】セガ・エンタープライゼス
【開発】トレジャー
【発売日】1993年9月10日
【定価】6,800円
【媒体】メガドライブ用カートリッジ
【容量】8M
【ジャンル】アクション
【受賞】2012年:アメリカ国立スミソニアン博物館アート・オブ・ビデオゲーム展選出




トレジャー、鮮烈なデビュー作!


【ストーリー】
 時は未来…。地球ははびこる悪で荒廃し、地上の人々は混乱をきたし、秩序は失われていた。しかし、その様な中で、真実と正義を貫く集団が世界中をまたに駆け、活躍していた。その名は「ガンスターヒーローズ」!人々から、「ガンスターズ」と呼び讃えられ、悪者を次々と倒していく彼らの戦いは、時を超え、どこまでも続く。世界に真の平和が訪れるまで...。


【概要】
 コナミ(現コナミデジタルエンタテインメント)の元社員達が独立して起ち上げた新会社「トレジャー」の第1作。コミカルなキャラクターと斬新なアイデア、メガドライブの能力を最大限に発揮したアクションゲーム(終盤はシューティングゲームにもなる)で、その完成度の高さからデビュー作ながら一躍「トレジャー」の名を知らしめた傑作である。12年には膨大な収蔵品数と展示数を誇るアメリカの国立スミソニアン博物館が世界中の優れたビデオゲームを特別展示した「アート・オブ・ビデオゲーム展」にも選出された。


【ゲームシステム】
 サイドビュー形式のアクションゲーム。主人公の「レッド」と「ブルー」は、「投げる」、「スライディング」、「ダッシュ」、「ぶら下がり」、「拾う」、「投げる」などの多彩なアクションと、移動しながら一方向に撃てる銃or8方向に撃てるが移動中には撃てない銃に、「フォース」、「ライトニング」、「ファイアー」、「チェイサー」の4種の合成武器を組み合わせ、多種多様な攻撃がいずれも簡単な操作でできる。2人同時プレイ可。全7ステージ。




【総評】
 まず目に行くのは、各キャラクターの細かなアクションで、これは敵キャラクターや無害な「原住民」なども同じだ。キャラクター全てがモニターの中で生き生きしている。そして、有機物から無機物まで凝った敵キャラクターのデザイン。アニメ『ふしぎの海のナディア』の敵3人組みたいな連中だったり、多関節や移動しながら変形するロボットだったり、商業デザインではなくアーティスティックなキャラクター(初見だと頭が一瞬混乱する)だったり、プレイヤーキャラの半分の背丈しかない敵キャラクターが肉弾戦を得意とする難敵だったりと、横で見ているだけでも楽しいグラフィックだ。ホント、敵キャラクターデザイナーは天才だと思う。


 プレイヤーもボスキャラクターもライフ制だが、グラフィックではなく、数字で表れるのがちょっと見難いかな。まあ、本作の欠点らしい欠点はそれくらいだ。4種の合成武器は1度に2種類持て、単発or2種の合成による計10種類の攻撃の組み合わせがある。難易度は3種から選択でき、歯応えのある本来の難しさを堪能するもよし、ザコキャラを蹴散らす爽快感を楽しむもよしだ。全7ステージ中序盤の4ステージは任意に選べる。ステージ5から7までも趣向の凝った作りだ。


 セガ・エンタープライゼス(現セガ)社内では当初、新規のデベロッパーによる完全オリジナル作品が売れるのか懐疑的な意見もあり、「保険」として、マクドナルド社のキャラクターを使った『マクドナルド・トレジャーランドアドベンチャー』を同時開発させたが、トレジャー側から「どうしてもオリジナルの本作を先に出したい」という強い申し出から、開発の終わっていた『マクドナルド・トレジャーランドアドベンチャー』より先に発売された。ていうか、もうパッケージデザインからして安っぽいマクドナルド社のキャラクター使うとか、なぜセガはこーゆー明らかにユーザー受けしなさそうなモンを選ぶのか?





 爽快感のあるアクションと多彩な武器、派手な演出のステージ、バラエティ豊かな敵、優れたゲームバランスなど、「横スクロールアクション」という見慣れ過ぎたジャンルの中で、これ以上はない良質なゲームだ。一時期はプレミアが付いていたが、06年にプレイステーション2で発売された『SEGA AGES 2500シリーズVol.25 ガンスターヒーローズ~トレジャーボックス~』(←長い)を機に、各種ハードに移植され、Wiiのバーチャルコンソールでの配信では、10万ダウンロードを超えるヒットを記録。現在でも19年発売の「メガドライブ ミニ」への内蔵やニンテンドーSwitchでの「メガドライブ for Nintendo Switch Online」に収録されており、気楽に遊ぶ事ができる。やりなはれ。


(C)1993 SEGA

2026/06/28

キャプテンコマンドー

  

【発売】カプコン
【開発】カプコン
【発売日】1991年11月
【媒体】アーケード
【容量】CPS-1
【ジャンル】アクション




昔のカプコンが好きだ!ベルトアクションも好きだ! その3


【ストーリー】
 西暦2026年、地球上には犯罪が満ち溢れていた。地球はもとより宇宙全体の犯罪を一掃するため、キャプテンコマンドーは3人の勇敢な戦士と共に立ち上がった。しかし、彼らが追う犯罪の奥には、隠された秘密があった。犯罪者の多くは常人にはない特殊な能力を持つ「犯罪超人」と呼ばれる者達だった。



【概要】
 91年にカプコンから発売されたベルトスクロール型アクションゲーム。同社のベルトスクロール型アクションゲームとしては『ファイナルファイト』に続く第2弾となる。当時は海賊版対策などのため、設定は店舗や個人でできる「ディップスイッチ方式」ではなく、サービスモードで行う「バッテリーバックアップ方式」の基板が各社から登場し始めた時期である。本作は、そのメンテナンスに手間がかかる代表例としても挙げられていた。主人公「キャプテンコマンドー」はカプコンU.S.A.社のイメージキャラクターであり、また、「CAPTAIN COMMANDO」の綴りからそれぞれ頭3文字を取ると「CAPCOM」になる。世界観は『ストリートファイター』や『ファイナルファイト』と同じであり、本作もまた著作権はカプコンU.S.A.社が所有している。
 本項では『カプコンベルトアクションコレクション』の収録作品として、収録されたオリジナル版(アーケード版)について記述する。



【ゲームシステム】
 ベルトスクロール型アクション。アメコミ風のキャラクターのスピーディーな動きが特徴。横ボタンを2回連続で推せば「ダッシュ」が可能。『ファイナルファイト』と比べてステージ数は少ないが、ボスまでの道のりはそれに比べて短く、テンポのよさに一役買っている。仕様できるキャラクターは主人公「キャプテンコマンドー」、自作したロボットに乗って戦う2歳の赤ちゃん「ベイビーコマンドー フーバー」、『ファイナルファイト』の「ガイ」の弟子である忍者「ニンジャコマンドー 翔」、全身包帯ぐるぐる巻きの宇宙人「マミーコマンドー ジェネティー」の4人。4人同時プレイ可。全9ステージ。


【総評】
 ダッシュ機能のおかげと前述した各ステージの程よい長さでテンポはいいが、『ファイナルファイト』に比べてキャラクターがやや小さくなってしまった。また、刀を持つ翔が通常攻撃を行う場合、ヒットした敵からは血飛沫があがったり、ジェネティーが敵に止めを刺す場合は、謎の液体でドロドロに溶かして骸骨にしてしまう。一方、敵の攻撃も、刀を持ったキャラクターに止めを刺されてると、上半身と下半身が真っ二つになるなど、残虐描写が多い。これはいいのか>U.S.A.社?


 難易度は『ファイナルファイト』に比べて高いが、コンシューマ機ではガンガンコンティニューしてストレス発散!命はうなるほどあるぜ!それでも、ボウガンを連射してプレイヤーを半分ハメてきて、移動も左右にスピードのあるジャンプで倒すのに苦労するステージ2の中ボス「シュトルムJr.」、そして、ステージ6では同型の「シュトルム」と「ドラック」が2匹同時に登場して、お金がドンドン減る。ステージ8ではプレイヤーキャラクターに変身する「ドッペル」にはこれといった行動パターンがないため、相手に合わせてアドリブで攻撃するしかない。そして、最終ボス「ジェノサイド」は、こちらの攻撃が届かない場所に浮遊しており、長期戦になるのは必至で、これまたお金がガシガシ減る。


 ザコキャラで特徴的なのは筋肉隆々の大女「マーディア」。ザンバラ長髪で顔は見えず、通常のザコキャラの10倍の攻撃力があり、緑のゲロを吐いて攻撃してくるのがいやーん。前述の残虐描写が唯一されないのは、電撃攻撃をしてくるラバースーツを着た「キャロル」と「ブレンダ」だ。倒れた時の姿なんかはセクシーだが、最大で1画面に8人一斉に登場して前後から一気に電撃を放出してくる。


 『ファイナルファイト』を多く引き合いにしたが、ベルトスクロール型アクションゲームの基本はやはり同作であり、プレイしていて楽しいが、あまり奇抜な事はできない=ベルトスクロール型アクションゲームではなくなるため、底が深くない一面もこのジャンルにはある。

 95年にはスーパーファミコンに移植されているが、こちらはゲロも吐かないし、ドロドロにも溶けないし、キャロルの露出度も減っている。現在では各種ダウンロード販売もされており、入手しやすい。あ、2026年って今年の話じゃん!そっかー、未来の今年はこんな感じなのかー。暴力には暴力で対抗するぜ!みたいな。


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