【発売】バンダイ
【開発】ベック
【発売日】1993年3月26日
【定価】8,800円
【媒体】スーパーファミコン用カートリッジ
【容量】8M
【容量】8M
【ジャンル】アクション/シューティング
ユーザーより愛を込めて
【ストーリー】
19XX年。宇宙による惑星同士の侵略戦争は激化を極め、地球も例外ではなく、その抗争に巻き込まれようとしていた。宇宙人は地球より遥かに高い科学力を持ち、様々な方法で地球侵略の魔の手を伸ばしつつあった。世界の国々は協力し合い、「地球防衛軍」を組織。宇宙人の侵略に対し、常に防衛態勢を敷く様になった。日本も防衛軍の極東前線部隊として、「ウルトラ警備隊」がその任務にあたっていた。
そして、ある日、見えない宇宙船に乗った「クール星人」が地球に全面攻撃を仕掛けて来た。その恐るべき科学力の前にウルトラ警備隊も成す術がなく、時間だけがいたずらに過ぎて行った。そして、遂に東京も壊滅か?と思われた緊急時に、その男はやって来た。
自らを「風来坊」と称するその男、「モロボシ・ダン」は、ウルトラ警備隊に特殊噴霧装置による攻撃を提案する。特殊噴霧装置による反撃で一難を逃れた警備隊の前に、今度は「ウルトラセブン」が現れ、クール星人の宇宙船を撃破。危機は去り、地球は救われた。
このウルトラセブンこそ、「M78星雲」からやって来たモロボシ・ダンの本当の姿だった。モロボシ・ダンは正体を隠し、ウルトラ警備隊に入隊。地球防衛軍の任務に就いた。未知なる宇宙には常に高い知能を持った別の生命体が存在し、地球侵略の隙を伺っている。
さあ、この美しい星・地球を侵略者達の魔の手から守ろう!行け、ウルトラセブン!戦え、我らのヒーロー!
【概要】
円谷プロダクションによって制作された特撮ドラマ『ウルトラマン』の続編で、67~68年に全49話放送された。大人向けの高い完成度の脚本が多く、シリーズの中でも1、2の人気を誇る。94~99年、02年にはそれぞれ別のパラレルワールドのテレビスペシャルとオリジナル・ビデオが、23年にはオリジナル脚本でのネット配信ドラマでと、現在でもその人気は根強い。
本作は91年にバンダイ(現バンダイナムコエンターテインメント)から発売された『ウルトラマン』の続編であり、開発は前作同様ベック(現B.B.スタジオ)が担当している。ステージ前には怪獣・星人と戦うまでのあらすじや、ウルトラ警備隊の大型戦闘機「ウルトラホーク1号」によるシューティングゲームが追加されている。尚、歴代『ウルトラ』シリーズの防衛チームの中でも、侵略者による対空中戦(円盤)での撃破率は、ウルトラ警備隊が最も多い。
【ゲームシステム】
サイドビュー形式のアクションゲーム。前作では1人プレイ専用だったが、本作では2人対戦プレイが可能で、全ての怪獣・星人が使用できる。キックやパンチ、投げ技などで相手のパワーゲージを減らし、「FINISH」と表示されると「アイスラッガー」か「ワイドショット」で相手を倒せる。逆に言えば、いくらダメージを与えても、上記の2つの必殺技でしか止めを刺せず、相手のパワーも少しづつ復活してしまう。「必殺技ゲージ」を最大に溜めると発射できる他、「ハンディショット」、「クロスショット」、「エメリウム光線」など、止めは刺せないが他の必殺技も選択できる。

本作の特徴として、敵と戦う前に「カプセル怪獣」を使うか否かが選択できる。カプセル怪獣は原作通り「ウィンダム」、「ミクラス」、「アギラ」。使用しても勝手にライフが減っていくうえ、敵怪獣は倒せないため、ウルトラセブン登場前にある程度ライフを削っておきたい相手に使おう。つっても、本編同様ほとんど役に立たないけど。また、3ステージごとにボーナスステージとしてウルトラホーク1号によるシューティングゲームが入り、敵円盤を倒すと出現するウルトラ警備隊のマークを取れば、使えるカプセル怪獣の回数が増える。

タイムリミットは3分間で、30秒を切ると警告音が鳴る。敵にやられるか、3分間以内に勝負を付けられなければ敗北だ。コンティニューは3回。コンフィグ画面で難易度設定ができる。全12ステージ。
【総評】
ウルトラセブンは元々、第2話「緑の恐怖」での活躍から、「ウルトラ警備隊7人目の隊員」という意味で名付けられたため、ホーク1号の登場は、「全ての隊員で地球を守っている」というコンセプトが垣間見れる。いや、ホントにそんなコンセプトがあったかどうかは知らないけど、にしてもいい演出だ。架空の戦闘機でどのジャンルの中でもいっちゃんカッチョいいのはウルトラホーク1号だと思う。3ステージごとにあるボーナスステージだけでなく、第38話&第39話「セブン暗殺計画(前後編)」にあたるステージ9では、「ガッツ星人」に囚われ空中で十字に張り付けられている拘束具を攻撃して外すなど、ストーリー上必須の存在だ。ホーク1号は「α号」、「β号」、「γ号」が合体しており、1発被弾すると各号機が爆破される。実質3機なわけだ。
格闘アクションゲームとしては前作同様、「ハイジャンプキック」が主体技となるが、これまたタイトル画面から全編に渡って開発陣のこだわりが随所に見られて、嬉しくなってくる。登場する怪獣・星人の選択も前作同様どいつもこいつもナイス選択だ。また、各ステージ前には「ファンは知っているであろー」という前提の元にあらすじが表示される。これもいい演出だ。
ステージ1は、第3話「湖のひみつ」より「宇宙怪獣 エレキング」。前作より難易度がやや上がっており、尻尾巻き巻き攻撃には用心したい。アイスラッガーで倒すと原作通り首が切断され血を吹くぜ!ステージ2は、第8話「狙われた街」より「幻覚宇宙人 メトロン星人」。エレキングより動きが早く、飛び道具も使うため、いきなり何度もやられてしまう強敵だ。ステージ3は、第10話「怪しい隣人」より「異次元宇宙人 イカルス星人」。テレポーテーションを使って来るこれまた厄介な相手だ。ホーク1号のボーナスステージを挟み、ステージ5は、第14話&第15話「ウルトラ警備隊、西へ(前後編)」と同じく神戸港を舞台に「宇宙ロボット キングジョー」。分裂やバリアを使用してくるが、ハイジャンプキックで意外と簡単に倒せる。かも。
ステージ6は、第25話「零下140度の対決」。「冷凍怪獣 ガンダー」は、短距離を飛行し、口から冷凍光線を吐いてくる。こいつも難易度が高い。第26話「超兵器R1号」から「再生怪獣 ギエロン星獣」。前作の「水棲怪獣 ジャミラ」と同じく、言わば「犠牲者」の立場のため、倒した後の演出が通常ステージとは違う。残念なのは、原作では黄色い花畑とそこに流れる小川が印象的だったが、本作ではなぜか夜の墓地になっている。これは本当に残念。エレキング同様、こいつもアイスラッガーで両腕が切断され黄色い血が吹くぞ!
第27話「サイボーグ計画」からは「甲冑星人 ボーグ星人」。こいつはまた案外簡単に倒せちゃうんだなー。第31話「悪魔の住む花」では、松坂慶子の体内で「宇宙細菌 ダリー」と戦うためにセブンがミクロ化。このダリー、松坂慶子の腸内に潜って下から出現と思ったら、回避が難しい上から奇襲をかけてきたりと、さすがステージが進んだだけあって強敵だ。松坂慶子の体内を戦場にした代わりに、このステージもクリア後の演出が異なる。
前述した「セブン暗殺計画」では、「分身宇宙人 ガッツ星人」と戦う前に、ホーク1号でセブンを助けなければならない。第46話「ダン対セブンの決闘」では、「ロボット超人 にせウルトラセブン」が登場。ドッペルゲンガーよろしくハンディショットやエメリウム光線をバンバン使ってくるこいつも強敵だ。
そして、最後は第48話&第49話「史上最大の決戦(前後編)」。ダンが「アンヌ隊員」に「自分がウルトラセブンだ」と告白する例のシーンも再現されている。登場怪獣は、近寄れば火炎攻撃、離れると岩石投げの強敵「双頭怪獣 パンドン」。そして、最終ボスは「双頭怪獣 改造パンドン」。これをアイスラッガーでぶった切り、西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙に飛んで行くセブンをウルトラ警備隊全員が見守って終わる。
前作同様、キャラクターゲームとしては一流である。サウンドも前作は主題歌のみの流用だったが、本作では「ウルトラ警備隊の歌」や劇伴(タイトル名が分からず…)が採用されており、ベックのキャラクターゲームへのこだわりは本物だ。『ウルトラマン』は多くのハードに移植されたが、本作では実機のみなのが勿体ない。中古市場ではカートリッジのみだと1,000円程度なので、『セブン』ファンはぜひプレイしよう!ジュワッ!
(C)円谷プロ (C)BANDAI 1993
JASRAC V-922211号














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