【発売】コナミ
【開発】コナミ(開発2課)
【発売日】1989年12月22日
【定価】6,500円
【媒体】ファミコン用カートリッジ
【容量】3M+64Kbit+VRC VI音源チップ
【容量】3M+64Kbit+VRC VI音源チップ
【ジャンル】アクション
ファミコン版シリーズ3部作のトリに相応しい傑作
【ストーリー】
15世紀、ヨーロッパ。この暗黒の世に、恐るべき人物がいた。トランシルバニアの「ヴラド・ツェペシュ」。またの名を「ドラキュラ」と言った。殺戮を喜びとし、破壊の限りを尽くす事に飽き足らなくなった彼は、遥かなる太古に失われし魔法を復活させ、暗黒邪神をこの世に呼び覚ました。狂王は邪神の力を借りて、忌まわしき魔物を次々と世へ送り出し、ワラキア全土を暗黒と殺戮の地へと変えていった。そして、自らの野望に狂った王は、遂にはその魔の手をヨーロッパ全土に広げようと図ったのである。この地を汚し、血で染めようと…。
この事を重く見た正教会は、直ちに手を打って、軍隊を送り込んだ。また、かの地でもドラキュラに対して戦いを挑もうとする者達もいた。だが、しかし、誰一人として生きて戻って来た者はいなかった…。
成す術のなくなった正教会は、遂に「真正ヴァンパイア・ハンター」と呼ばれる「ベルモンド家」に、ドラキュラ討伐を委ねる事を決意した。ベルモンド家とは、太古にまで遡る古い血筋を持ち、忌まわしき者達との戦いの中で生き延びてきた一族であった。しかし、その余りにも人間離れした能力のため、人々からは恐れられ、疎んじられてきた。そのため、いつしか人々の前から姿を消し、久しい間、彼らを見た者はいなかった…。教皇はあらゆる手を尽くし、遂にベルモンドの血を受け継いだ人間に巡り合う事ができた。その若者の名は「ラルフ・C・ベルモンド」であった。
「シモン・ベルモンド」の時代を遡る事100余年。ドラキュラと人間の戦いが、今ここに始まろうとしていた…。
【概要】
89年にコナミ(現コナミデジタルエンタテインメント)からファミコンで発売された『悪魔城ドラキュラ』シリーズ第3弾。前2作はディスクカードだったが、初めてカートリッジでの発売となる。これにより、新規ユーザーも入り易い様に「前2作より100年前の話で、主人公も違う」という設定になった。音源にはコナミが独自開発した「VRC IVチップ」を搭載。ファミコンとは思えぬ重厚で聴き応えあるサウンドを実現した。同チップが搭載されたファミコン用ソフトとしては、他に90年に発売された『魍魎戦記MADARA』と92年発売の『エスパードリーム2 新たなる戦い』の2本しかない。
本項では『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』収録作品として、収録されたオリジナル版について記述する。
【ゲームシステム】
サイドビュー形式のアクションゲーム。前作『ドラキュラII 呪いの封印』ではアクションRPGだったが、本作は1作目の『悪魔城ドラキュラ』と同じシステムに戻った。主人公のラルフ・C・ベルモンドを操り、ドラキュラを倒すため、悪魔城までの道のり、そして、城内を進んで行く。武器の「鞭」は2段階にパワーアップする。他にサブウェポンとして、「十字架(クロス)」、「斧」、「聖水」、「懐中時計」があり、各所にあるロウソクを消すと出現する「ハート」を集めると、使える回数が増える。また、一部のブロックを鞭で壊すと体力回復の「肉」が出現するのも1作目と同じである。
本作で新たに追加されたシステムとして、道中で出逢う「パートナー」と行動を共にする事ができる。プレイ中にセレクトボタン(ニンテンドーSwitchでは任意に設定)を押すと、同行しているパートナーと入れ替わる。パートナーは、正教会がドラキュラ討伐を命じるも途中で石にされてしまった女性ヴァンパイア・ハンター「サイファ・ヴェルナンデス」。ワラキアの住人でその身体能力の高さからドラキュラを倒しに行く途中で魔物にされてしまった「グラント・ダナスティ」。ドラキュラの息子だが人間の心を持ち父親の悪行に耐え兼ねた「アルカード(本名は「アドリアン・ファーレンハイツ・ツェペシュ」)の3人。サイファ以外の2人は特殊能力を持つ。1人を連れ、途中で別の仲間と同行する場合、元の仲間とは別れる事になる。アルカードは、後に97年にプレイステーション及びセガサターンで発売された『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』の主人公となる。

また、ステージの分岐箇所が3ヶ所あり、誰とどのステージを行くかで、難易度とプレイ時間が変わってくる。どの分岐を選んでも全10ステージ。最後に誰を同志にしているか、もしくはラルフ1人かで4種類のエンディングがある。パスワード制。
多くの部分は1作目から変わっていないが、まずは難易度が目に見えて高くなっている。コウモリやカラスやフクロウなど、特に空を飛ぶ敵の出現場所や動きがいやらしい。体力回復アイテムの肉も1作目に比べてあんまり出ない気がするが、この物価高騰の折、仕方あるめえ。それでも、『ドラキュラ』シリーズが現在も人気なのは、理不尽ではない己の技量不足であり、何度も挑戦すればいずれはエンディングを迎える事ができるところだ。実際、サイファを連れてプレイしたが、ステージ8のボスキャラクターかつシリーズ中最も強敵な「死神」(第2形態)戦で3時間、ステージ9のボス「ドッペルゲンガー」戦で1時間、最後のドラキュラ(第3形態)戦に至っては4時間かかって、ようやくエンディングを迎えた。サイファなんの役にも立たねー。でも、エンディングは一番いいんだよなー。グラントはステージによってはなかなか役に立つ男だ。アルカードは使ってないんで知らんのでした。
本作最大の特徴は、やはり「VRC VIチップ」による通常のカートリッジでは出せない音数の増えた重厚でノリのよりサウンドだろう。これだけ良曲が揃っているのに、単独でのアルバムが出ていないのが不思議だ。後に「ドラキュラ三大名曲」と呼ばれるステージ1の「Beginning」からテンションが上がり、ドラキュラのアホをぜってー退治してやるっつー気分になるぞ。
グラフィックも見所が多い。ステージ1のステンドグラスやステージ2の月夜が反射した池など、描き込まれたグラフィックも『ドラキュラ』世界の雰囲気を一層深いものにしている。逆に描き込まれ過ぎて、ステージ4の「幽霊船」では足場か背景かが分かり難くなってしまっている部分もあるが、2作目の様に変にいじらず、1作目を純粋にブラッシュアップする方向は「続編」として「正解」だ。
サイファを連れて進む場合、分岐によっては、グラントとアルカードには出会わず、また、誰をパートナーにしても悪魔城に入ってからは同じルートだ。そこまでのルートをパートナーを変えて全部楽しむのもいい。難しいけど、それを克服する気になる楽しさがあり、全体的には大変素晴らしいと思いますよ、僕は。傑作の多いシリーズの中でも「ファミコン3部作」のトリに相応しい本作もまた「傑作」と言える。
光田健一、浅野真美
【演奏】矩形波倶楽部
【発売】キングレコード
【発売日】1994年5月25日
【定価】2,800円
【収録時間】約67分
【発売日】1994年5月25日
【定価】2,800円
【収録時間】約67分
『ツインビーPARADISE』のドラマパートで使用された劇伴のアレンジ版集。収録曲は『ツインビー』シリーズのみならず、『グラディウスII』、『F1スピリット』、『エスパードリーム』などの同社作品のサウンドをアレンジしている。本作『悪魔城伝説』からは、エンディングテーマが「フラッシュバック」と題され、アコースティックギターとピアノを中心に優しく爽やかな1曲に仕上げられている。
【収録曲】
01.風の贈り物
02.雲海を超えて
03.みんな!出動だ!
04.A DAY in D.B.-island
05.おもちゃの行進
06.フェアウェル
07.Street Collection
08.星を往く船-惑星メルに平和の戻る日-
09.夢のつづきは......ムニャムニャ
10.フラッシュバック
11.ぶっとび大砲野郎どもに捧ぐ
12.海底のお散歩
13.Eternal Planets
14.風の贈り物
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