2022/08/11

ダブルキャスト

  

【発売】ソニー・コンピュータエンタテインメント
【開発】シュガーアンドロケッツ、プロダクションI.G
【発売日】1998年6月25日(PlayStation the Best版:2001年8月16日)
【定価】4,800円(PlayStation the Best版:2,800円)
【媒体】プレイステーション用CD-ROM
【容量】CD-ROM2枚組
【ジャンル】アドベンチャー
【周辺機器】アナログコントローラ対応(振動のみ)




「やるドラ」とは何だったのか その2


【ストーリー】
 主人公と彼女は本当に不思議な出逢い方をした。所属している映画研究部の飲み会で、先輩にしこたま飲まされた主人公は、繁華街のゴミ捨て場でぶっ倒れているところを、彼女に助けられたのだ。彼女の名は、赤坂美月。介抱してくれたお礼にとコーヒーを奢っているその席で、美月は名前以外の事を何一つ思い出せないのだと告白する。心配になってきた主人公は、彼女を自分の所へ来ないかと切り出してみた。すると、意外な事に美月はその話に乗ってくる…。こんな風にして、2人の奇妙な共同生活が始まる事になった。

 それからしばらくして、夏休みに入った8月のある日の事。部室に集められた映研部員達の前で、部長の篠原遥は、文化祭展示用に撮影する映画のシナリオを発表する。そのシナリオの名は「かこひめの寝屋」。10年前、主演女優とカメラマンが撮影中に恋に落ち、挙句の果てに校舎の屋上から飛び降りて心中してしまった、学校でも有名ないわくつきのシナリオだった。不吉なシナリオだけに、学内にはヒロインのなり手がいない。遥が主演女優候補を探す様に言った時、主人公の頭に浮かんだのは美月の事だった。遥は美月を一目見て、ヒロインに据える事を決意。お盆も間近な頃、映画の撮影も幕を開けた。カメラマンは主人公。そして、ヒロインは美月…。


【概要】
 「みるドラマから、やるドラマへ。」のキャッチコピーで98年にソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)が発売した「やるドラ」シリーズ4作の第1弾。キャラクターデザインは『爆れつハンター』や『機動戦艦ナデシコ』の後藤圭二氏。アニメーション制作会社のプロダクションI.Gによるフルアニメーション&フルボイスのクオリティは非常に高い。本作はシリーズの中では『季節を抱きしめて』に次いで2番目に開発されたものの、プロモーション的な理由からシリーズ第1弾ソフトとして発売された。やるドラシリーズは当初、『フォーシーズンストーリー』という1本のソフトとして企画されていたため、各作品ごとに季節と花が設定されている。本作は当初『アクトレス』というタイトルで、舞台の季節は「夏」、象徴的な花は「ひまわり」。
 尚、本作には暴力シーンやグロテスクな表現が含まれているため、そのテのモノが苦手な人は注意。当時はまだCERO(コンピュータエンターテインメントレーティング機構)が存在しなかったため、パッケージ裏面に注意喚起がされてる。05年にプレイステーション・ポータブルで発売された『やるドラポータブル ダブルキャスト』では、CEROのレーティングでは「12歳以上対象ソフト」となった。


【ゲームシステム】
 フルアニメーション&フルボイスで進行するアドベンチャーゲーム。プレイヤーは途中で表示される選択肢を選び、その結果によってストーリーが変化する。マルチエンディング方式で、ベストエンディングは4種類、ノーマル及びバッドエンディングは23種類あるが、その中の3種類は他の「やるドラ」シリーズのPVが流れる実質的な水増しである。1周するごとにゲーム中に存在する経路のうち、どれくらいの経路を通過したかが分かる「達成率」が表示され、その数字が高くなるごとに新たな選択肢が登場するため、プレイする度にストーリーのバリエーションが増える。

 何度もクリアする事が前提なので、1回のプレイ時間は1~1時間半と比較的短く、また、1度クリアしただけでは登場しないキャラクターもおり、場合によってはヒロインの「赤坂美月」さえ登場しないエピソードもある。


【総評】
 「やるドラ」シリーズは4作全て「大学生の主人公が記憶喪失のヒロインと出会う」という共通点がある。そのため、そーんな簡単に上手い事いくわけないだろー的な思いは導入部分に感じるが、まあ、これはそーゆーモンだとしよう。全体的に先行開発の『季節を抱きしめて』よりパワーアップしており、特にアニメーション部分は、アドベンチャーゲームに見られるいわゆる「立ち絵」は一切なく、オリジナル・ビデオ・アニメ以上の質の高さを見せる。



 ノーマルエンディングには無難な選択肢を選んでいけば比較的早く到達できるだろう。惜しくもグッドエンドに辿り着けなかった場合は、2回目以降のプレイで選択肢に「こっちを選べ」的マークが付き、グッドエンディングへのヒントとなる…なるんだけど、これをやっちゃうと完全に「見るドラマ」になってしまい、「見るドラマから、やるドラマへ。」の「やるドラ」の根本が揺らいでしまうため、ここはノーヒントで進めたいところだ。この「どこまでプレイヤーの行動に介入するか」という部分は、開発側からすればシリーズ共通の難関だったのではなかろーか。

 さて、一人称が「ボク」っつー「ボクっ娘」の元祖的な座った美月が佇む爽やかなパッケージを見て、美月との甘い共同生活や恋愛シミュレーションと勘違いしたプレイヤーも当時は少なくなかったはずだが、前述の様に、本作では暴力&グロテスクなシーンの注意喚起がなされている。本作の中身はサイコサスペンスであり、間接的に不安を煽ったり不穏な予感がするビジュアルや演出が絶妙な塩梅で挿入されている。美月は現在で言うところの「サイコパスな人」なのであった(別にネタバレじゃないからいいよね、これ書いても)。また、バッドエンドを2回以上見ると、分岐として大量殺戮が行われる「ジェノサイド編」までも登場する。

 

 個人的には『季節を抱きしめて』より本作の方がストーリーに最後まで興味を惹かれ、繰り返しプレイした回数も多い。一方で、クリア後のヒントがあまり役に立たない、BGMや主題歌のサウンド面が弱い、『季節を抱きしめて』同様にフローチャートや達成率のグラフ化がなされていないところが不満点だなー。

 本作は、シリーズ累計販売数約70万本のうち、約31万本と「やるドラ」シリーズの中では最も売れた作品である。タイアップとして、テレビ東京系列の深夜枠で『吉本超合金』という番組も放送された。これは、2丁拳銃とFUJIWARAが、一応、毎回「やるドラ」シリーズをお題にした企画で海辺で砂を食べたりしてた(←死ぬほど笑った)。両コンビともまだ東京進出を果たす前で、めちゃくちゃやっててすげー面白かったっす。実は僕が「やるドラ」シリーズを知ったのは、この番組からなのだった←またどうでもいい締めだ。



Books
『オフィシャルやるドラファンブック ダブルキャスト CD-ROMスペシャルデータ集』












【著】murmur's GROUP
【発売】ソニー・コンピュータエンタテインメント
【発売日】1998年6月25日
【定価】2,500円


 SCEIのオフィシャルブック。基本的には『オフィシャルやるドラファンブック 季節を抱きしめて CD-ROMスペシャルデータ集』と同じ構成。キャラクターや舞台背景などの設定画、スタッフインタビューなど、特にビジュアル面での内容が充実している。付属のCD-ROMにはグッドエンディング4種類のセーブデータ、拡大可能なハイレゾリューション画面の本編357カット、名場面109シーン、設定資料51点が収録されている。


(C)1998 Sony Computer Entertainment Inc. All rights reserved. Produced by Sugar & Rockets Inc.
※「やるドラ」はソニー・コンピュータエンタテインメントの商標です。

2022/07/15

ドラゴンスピリット



【発売】ナムコ
【開発】ナムコ
【発売日】1987年6月20日
【媒体】アーケード
【容量】Namco SYSTEM 1
【ジャンル】シューティング




細江慎治氏渾身のサウンドの数々


【ストーリー】
 神々の時代、太陽神アーリアとブルードラゴンは、悪の限りを尽くしていた闇の魔王ザウエルを、氷河地帯の奥深くに封じ込め、世界は平和を取り戻した。しかし、人々がその恩恵を忘れたため、太陽神アーリアの力は弱まり、ザウエルは復活の生贄として、ミッドカルト王国の王女アリーシャを選んだのである。アリーシャの生誕祭。漆黒の闇と共に突如現れた魔物達に、姫は連れ去られてしまった。混乱の中、国境守備隊長アムルの前に、再びアーリアが姿を現した。


 「全てはザウエルの仕業です。アムルよ!聖剣を天に捧げるがよい。そして、ブルードラゴンに姿を変え、アリーシャを救い出すのです」

 こうして勇士アムルは、ザウエルを目指して飛び立った。果たして闇に閉ざされたこの地に、再び光射す日は訪れるのだろうか!?


【概要】
 87年にナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたシューティングゲーム。同社の縦スクロールシューティングゲームは『ゼビウス』以来、約5年ぶりとなる。「ロマンシング・シューティングゲーム」と銘打たれたファンタジーの世界観の中、プレイヤーは「ブルードラゴン」を操る。後に自機のスピードやヒット判定の調整を施した新バージョンと差し替えられた。
 本項では『ナムコミュージアムVOL.5』収録作品として、収録されたオリジナル版(アーケード版)について記述する。


【ゲームシステム】
 トップビュー形式のパワーアップ型縦スクロールシューティングゲーム。自機のブルードラゴンは8方向に操作でき、対空対地で敵を撃ち分けながらステージを進んで行く。ライフ制で、地上にある卵を割るとパワーアップ。青い卵は最初は1本だったブルードラゴンの首を最大3本まで増やす事ができる。赤い卵はパワーアップアイテムが出る。本作には「OLD VER.」と「NEW VER.」の2バージョンがあり、「NEW VER.」ではブルードラゴンの移動速度が速い&敵からのヒット判定が小さく、難易度設定やエリア選択が可能。全9エリア。


【総評】
 『ドラスピ』と言えば個人的にまずはやはり細江慎治氏(現スーパースィープ代表取締役)珠玉の名曲揃いのサウンドを真っ先に挙げたい。当時まだアルバイトだった細江氏は、本作の素晴らしいサウンドと効果音を作り上げ、ナムコの正社員となったくらいだ。本作のシステム基板は「Namco System 1」だが、90年にアーケードで発売された続編『ドラゴンセイバー』では、隠しモードでNamco System 2」版の本作のサウンドを聴く事ができる。全体的に高揚感と爽やかさ溢れる魅力的なサウンドが満載だ。もはやサウンドを聴くためにプレイしていると言ってもいい。僕が。

 

 シューティングゲームとしては、序盤から敵さん達がわりと本気を出してきたり、自機がドラゴンであるためヒット判定が大きかったりと、難易度は高い。パワーアップアイテムのひとつ「スモール」を取れば自機が小さくなってそのぶんヒット判定も小さくなるんだけど、なかなか思った様には出ないんだよなー。

 地鳴りを上げて噴火する火山や、画面両端の壁が迫って来たり、暗闇の中をブルードラゴンの視野内だけで進んだりと、各エリアの演出も豊富だ。多くのゲームでは敵役のドラゴンが自機という設定も面白い。全体的にナムコらしさを感じさせる良作だ。

 

 移植作はX68000が最初で、家庭用機ではPCエンジン版が88年に発売されている他、89年にはファミコンで続編となる『ドラゴンスピリット 新たなる伝説』が発売。そして、前述した『ドラゴンセイバー』へと続く。現在でも各機ダウンロード版などに多く移植されているので、手軽に遊べるぞ。



Music
『ナムコゲームサウンドエクスプレスVOL.4 ドラゴンセイバー』










【作曲】細江慎治
【編曲】細江慎治、米光亮
【演奏】ナムコグランドオーケストラ
【発売】ビクター音楽産業
【発売日】1991年3月21日
【定価】3,000円
【収録時間】約102分

 ビクター音楽産業(現JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)からリリースされた『ナムコゲームサウンドエクスプレス』は、アーケード稼働から比較的早い時期にリリースされたオリジナル・サウンドトラックシリーズで、価格は基本的に1,500円。この『ドラゴンセイバー』はシリーズ唯一の2枚組で(なので定価も倍)、1枚目は『ドラゴンセイバー』、2枚目は前述したNamco System 2」版『ドラゴンスピリット』が収録されている。単なる基板からの録音ではなく、音源自体の出力に最も近い部分からFM、サンプリングとバラバラに録音して調整してあるため、音質は非常によい。生音に限りなく近いっす。運がよければ今なら中古で1,000円前後で買えるため、ぜひ聴いていこう!

【収録曲】
■DISC 1  DRAGON SABER SIDE
01.ストーリー・オブ・ドラゴンセイバー
02.COIN
03.オープニング ヴィジュアル
04.水没都市
05.親玉A
06.火山
07.親玉B
08.化石
09.エイリアンキング
10.地じん
11.渓谷
12.コンティニュー
13.ネームランキングA
14.氷穴
15.魔界
16.ドラゴンゾンビ
17.暗黒
18.ウルティマ
19.カオス
20.エンディング
21.ネームランキングB

■DISC 2  DRAGON SPIRIT II SIDE
01.COIN
02.海上(未使用)
03.ROUND 1
04.ROUND 2
05.ROUND 3
06.ROUND 4
07.ROUND 5
08.ROUND 6
09.ENDING
10.裏ネームランキング
11.水没都市(アレンジ・バージョン)
12.火山(アレンジ・バージョン)
13.氷穴(アレンジ・バージョン)


Produced by NAMCO LTD. (C)1987 1997 NAMCO LTD.,ALL RIGHTS RESERVED

2022/06/22

キングオブキングス

 




【発売】ナムコ
【開発】アトラス
【発売日】1988年12月9日
【定価】5,800円
【媒体】ファミコン用バックアップカートリッジ
【容量】2M+64KRAM+N160音源
【ジャンル】シミュレーション




3すくみ状態を上手く利用したウォーシミュレーション


【ストーリー】
 4つの地方からなるアトランティス大陸を巡り、魔族の総帥・ルシファーとの対決が始まります。ルシファーは既に3つの地方を占領。今や最後のフォーモリア地方へ攻め込まんとしているのです。キミはまず、フォーモリアを守り抜き、続いて奪われた3つの地方をひとつずつ取り返していかなければなりません。ひとつの地方がひとつのシナリオとなっていて、シナリオが進むにつれ、新しい種族達が戦いに加わってゆく、雄大なスケールのプレイを楽しんで下さい。


【概要】
 アトラスが開発し、ナムコ(現現バンダイナムコエンターテインメント)が発売したウォーシミュレーションゲーム。キャラクターデザインは『女神転生』シリーズの金子一馬氏が担当した。最大4人での同時プレイが可能。ゲームは、予め用意された全4シナリオ(+隠しシナリオ1)でコンピュータと対戦するキャンペーンモード「ルシファーとの戦い」と、自由にマップを選んでコンピュータやプレイヤーと対戦できるフリーモードの「マルチプレイモード」がある。
 音源にはナムコ独自の「N160音源」を搭載。ファミコン本体内蔵音源や他社の拡張音源の多くが限られた波形しか使えなかったのに対し、N160音源では開発者が好みの波形を設定でき、表現力豊かな音色を出す事ができる。他に同社の『デジタルデビル物語 女神転生II』などに搭載されている。


【ゲームシステム】
 トップビュー形式のターン制ウォーシミュレーションゲーム。マップには2つ以上の城があり、最初は各陣営の大将ユニット「キング」が1人につき1つの城を守っている。敵キングを全員倒す事が勝利条件。「マルチプレイモード」では、「同盟」を設定できる。設定した場合は同盟国同士のユニットは戦闘を行えず、同盟国以外の勢力を全て倒すと勝利となる。
 キングが城にいる場合は、お金を支払う事でユニットを雇える。軍資金は毎ターン一定額の収入がある他、他の城や制圧した都市数だけ増額される。「キャンペーンモード」は、シナリオによって雇えるユニットに制限がある。自軍の城や町にいるユニットは、ターン開始時にお金を払って、減った部隊や「FOOD」を補給できる。FOODは移動するごとに消費し、足りない場合はそれ以上動く事ができなくなるお腹が減って力が出ないようシステム。回復するには、占領した町で補給するか、行動せずにターンを終えよう。

 戦闘は、縦横斜めを含む周囲8マスに隣接したユニット同士で行う。ユニットは小型キャラの8部隊編成と、大型キャラの4部隊編成の2種類に分かれる。攻撃力はユニット同士の相性によって大きく変動する。戦闘を行ったユニットは、倒した相手との相性に応じて経験値が蓄積され、戦闘を繰り返すことでレベルが上がる。また、「人間」に属するユニットは、クラスチェンジして、能力が大幅に強化される。相性が悪く、高ダメージを被弾しやすい敵ほど、戦闘後にレベルが上がりやすい。頑張ったご褒美ですな。
 まだまだ書く事はあるけど(ウォーシミュレーションゲームは設定が細かいからなー)とりあえず、ゲーム開始時にはキング1人しかいないため、まずは城に篭ってユニットを雇いまくるとこから始めるのだ。そんでもって、雇ったユニットにいろいろ命令して、町や城を占領していこうって感じ。


【総評】
 基本的にはオーソドックスなターン制ウォーシミュレーションゲームだ。ユニットごとに地形効果が影響し、ユニットは経験値を積む事でレベルアップする。また、2つ以上の自軍ユニットを1マス開けて配置すると、両者の間にはユニットを倒さないと自陣以外のユニットが1歩ずつしか進めない「縄張り」が発生する。少数のユニットでも、地形と縄張りを有効活用すれば防衛線を張る事ができ、逆にその縄張りを突破するには、防衛線の弱点を的確に突く必要がある。

 

 本作では種族間による相性が設けられており、何かと使い勝手のいい人間に対して強い「ゴブリン」、そのゴブリンを巻き込んだ「ハーピー」、「エルフ」は3すくみの関係にある。ジャンケンで例えるとグー、チョキ、パーの関係ですな。最初のシナリオで雇えるのはこれら4種族のみだが、この相性によって、少ないユニット種類でもゲームバランスのよさを構成している。ユニットごとの相性はマップ画面で確認できるのも親切。

 また、基本的に先手側が有利な戦闘ルールであるため、取り回しの効く小型部隊、それらに対して適度に強い中コストの大型部隊、中コスト部隊なら問題なく勝てる高コストの大型部隊、そんな高コスト部隊を足止めする小型部隊…といった大局的な意味での3すくみも成立しており、絶妙なバランスの上で様々なユニットを取り混ぜて戦う面白さがある。初心者向けとは言えないまでも、取っ付きのよさはある。とは言え、ウォーシミュレーションゲームの常として、1ターンが長いのはせんなき事か。
 N160音源を使ったサウンドにも少しだけ触れておこう。タイトル画面からして普通のファミコンカセットとは違う幻想的で独特な音色が流れる。それこそ『女神転生』を連想させる様な音色だ。長期戦となるフィールド画面でもこの音色がストレスを若干緩和してくれる。とは言え、曲数が少なく、いわゆる「名曲」という程でもないのがちょっと残念なところ。もちっと活かしてほしかったなー。

 98年発売のプレイステーション用ソフト『ナムコアンソロジー2』では、本作とそのアレンジ版が収録されている。また、20年にはニンテンドーSwitchにてダウンロード販売もされている。


(C)1988 NAMCO LTD.,ALL RIGHTS RESERVED.