【発売】タイトー
【開発】ナツメ
【発売日】1990年12月20日
【定価】8,900円
【媒体】メガドライブ用カートリッジ
【容量】8M
【ジャンル】シューティング
単なるダウングレード移植ではないメガドラ版の熱意
【ストーリー】

【概要】
オリジナル版は89年にタイトー(現スクウェア・エニックス)がアーケードで発売した横スクロールシューティングゲームで、『ダライアス』シリーズの2作目。アーケード版では2画面のモニターを連結した専用筐体と、前作『ダライアス』の3画面連結筐体を流用したバージョンが存在する。メガドライブへの移植はナツメ(現ナツメアタリ)が担当。海洋生物をモデルにした敵キャラクター、1ラウンドクリアするごとに分岐するステージ構成などの特徴はそのままに、画面の上下に黒帯を入れて「擬似ワイド画面」となる様に工夫されている。
【ゲームシステム】
パワーアップ型横スクロールシューティングゲーム。オリジナル版では2人同時プレイが可能だったが、本作は1人プレイ専用に変更され、自機が「シルバーホーク赤(プロコJr.)と「シルバーホーク青(ティアットヤング)」の選択式となった。シルバーホーク青は初期状態で各武装が1段階パワーアップされたビギナー向けの機体になっている。各武装は特定の敵を全滅させると出現するパワーアップユニットを取る事で攻撃力がアップ。ステージ構成は全7ラウンド28ゾーン。ラウンドクリア後の分岐画面で次に進むゾーンを選択する。各ゾーンの最後にはボスが待ち構えており、進んだゾーンによって結末が異なるマルチエンディング。

【総評】

アーケードゲームの基本命題は、ジャンルに関わらず「ユーザーにいかに金を使わせるか」という点にある。それまでにも高難易度をよしとするシューティングゲームはいくつもあったが、88年からの3年間は主だったシューティングゲームのほとんどが適正難易度を遥かに超えた「凶悪」と言っていいほどの高難易度となり、やがては一部のマニア向けジャンルになってしまったのだ(後にいわゆる「弾幕系」と呼ばれるゲームも登場するが、それはまた別の機会に)。この『ダライアスII』も名作が故にその凶悪な難易度に拍車をかけたゲームのひとつだった。

インパクトのある筐体や敵キャラクターのビジュアルと並び、BGMもまた『ダライアスII』の大きな特徴のひとつだ。およそシューティングゲームに似つかわしくない曲の数々と、強制スクロールというシューティングゲームの特徴を活かしたBGMによるステージ演出は、これまた強烈な個性としてファンが多い。例えば、最終ステージでは中ボス戦まで一切の効果音がなく、切なく美しいメロディーが流れ、曲調が変わると同時に効果音が復活なんつーイカした演出はプレイしていて鳥肌が立つほど。ただ、ファンの方には申し訳ないが、僕はこの『ダライアスII』の曲がどうも苦手なのだ。タイトーのサウンドチームであるZUNTATAのアレンジCDを聴いてもしっくりこなかったし、今回改めて聴いてみてもやっぱり同じ感想だった。ごめんなさい。とは言え、ファンの間ではこのメガドライブ版のサウンドも評価が高い。本作のBGMは、後に『グランディア』(ゲームアーツ)のBGMや東京ディズニーリゾートのパレード曲を手がけた岩垂徳行氏が、1曲できる度にオリジナル版を作曲したZUNTATAの小倉久佳氏の元に通って作り上げたそうだ。

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