2022/04/10

出たなツインビーヤッホー! デラックスパック


 


【発売】コナミ
【開発】コナミコンピュータエンタテインメント東京 (パロディウスチーム)
【発売日】1995年9月25日(PlayStation The Best版:1997年12月11日)(PS one Books版:2005年3月18日)
【定価】5,800円(PlayStation The Best版:2,800円)(PS one Books版:1,800円)
【媒体】プレイステーション用CD-ROM
【ジャンル】シューティング



合言葉は、Bee!


【収録作品】
01.出たな!!ツインビー(91年2月20日)
02.ツインビーヤッホー!ふしぎの国で大あばれ!!(95年4月19日)


【概要】
 コナミ(現コナミデジタルエンタテインメント)がアーケードで91年に発売した『出たな!!ツインビー』と、95年発売の『ツインビーヤッホー!ふしぎの国で大あばれ!!』の2作品を収録したオムニバスソフトで、『ツインビー』発売10周年記念ソフト。

 取扱説明書では、『ツインビー』の世代構成が記されており、『ツインビー』&『ツインビーだ!!』が第1世代、『もえろツインビー~シナモン博士を救え!~』&『ツインビー3~ポコポコ大魔王~』が第3世代、本作を含むそれ以外が第2世代に当たる。第2世代では「ツインビー」達にも自我がある。パイロットは、ツインビーが「ライト」、「ウインビー」は「パステル」、「グインビー」は「ライト」が搭乗する。


【ゲームシステム】
 トップビュー形式のシューティングゲーム。基本的には『ツインビー』と同じなため、そちらの項を参照されたし。対地対空攻撃は連射ができる様になった。また、ショットボタンを押しっぱなしにしてから離すと、「溜め撃ち」攻撃ができる。『出たな!!ツインビー』は全7ステージ、『ツインビーヤッホー!』は全6ステージ。カラフルでポップな見た目とは裏腹に難易度はそれなりに高いが、『出たな!!ツインビー』では、ステージ3までの「初心者用」モードが用意されている。2人同時プレイが可能。



【総評】
 本作収録作品から『ツインビー』の裾野が広がりっつーか、本作を採り上げるうえで93~97年まで文化放送で放送されたラジオ番組『ツインビーPARADISE』の話をしないわけにはいかないであろー(以下、おじさんの思い出話です)。



 番組のナビゲーターは國府田マリ子氏で、前半は「Beeメイツ」と呼ばれるリスナーによるお便りコーナー、後半はラジオドラマで構成されていた。ドラマのエンディングでは毎回出演声優達がお題に沿って答えるのだが、椎名へきる氏がキャピキャピかわいい答えを出すと、トリの岸野幸正氏が低いええ声でそれを真似をするパターンが面白くてですねっていうか着いて来てますか?大丈夫ですか?←オマエが大丈夫じゃない。このラジオドラマの声優達が本作以降のシリーズの声を充てている。99年には全3巻でOVA化もされた。

 音楽面でも充実していた。オープニングは矩形波倶楽部の『HOPE』から「HOPE」。ドラマの主題歌は「Twin memories」國府田氏の「僕らのステキ」など。また、ドラマ内ではシリーズのオリジナル音源の他、『ポリスノーツ』などのサウンドも流用されている。また、コナミはキングレコード内に自社レーベルを持っており、史上初のバーチャルアイドル(おそらく「バーチャルアイドル」という言葉が生まれたのもこれが最初だと思う)として「ウインビー国民的アイドル化計画」というメディアミックス計画も企画された。まあ、これは『ツインビーPARADISE』の成功とは逆に風化していったのだが、これが後の『ときめきメモリアル~forever with you~』に応用され、成功を収めた。

 なんだかいつも以上にまとまりのない記事&『ツイパラ』の事しか書いてない気がするけど、ゲームは難しくも賑やかでポップで手抜きなしの作りなんで面白いヨ!←取って付けた様な締め方だなぁ。



Music
『ツインビーPARADISE MUSIC BOX』








【作曲】コナミ矩形波倶楽部
【編曲】古川もとあき、なぞなぞ鈴木、土師一雄、
    光田健一、浅野真美
【演奏】矩形波倶楽部
【発売】キングレコード
【発売日】1994年5月25日
【定価】2,800円
【収録時間】約67分


 『ツインビーPARADISE』のドラマパートで使用された劇伴のアレンジ版集。収録曲はどれも以前何かしらのアルバムに収録されているため、これが「ベスト盤」と言ってもいいだろう。『ツインビー』の持つ「突き抜ける青空」のイメージに相応しく、「風の贈り物」(1曲目の方ね)、「雲海を越えて」、「海底のお散歩」などはどれも矩形波倶楽部の爽やかフュージョンが全開の良曲。また、『ツインビー』シリーズの他、「フェアウェル」は『グラディウスII』、「Street Collection」は『F1スピリット』、「夢のつづきは......ムニャムニャ」は『エスパードリーム』、「フラッシュバック」は『悪魔城伝説』と、同社の別作品のアルバムからチョイスされている。コナミファン、矩形波倶楽部ファンとしては持っておいて損のない1枚。後述するウインビーのステッカーが付属。

【収録曲】
01.風の贈り物
02.雲海を超えて
03.みんな!出動だ!
04.A DAY in D.B.-island
05.おもちゃの行進
06.フェアウェル
07.Street Collection
08.星を往く船-惑星メルに平和の戻る日-
09.夢のつづきは......ムニャムニャ
10.フラッシュバック
11.ぶっとび大砲野郎どもに捧ぐ
12.海底のお散歩
13.Eternal Planets
14.風の贈り物



Music
『ツインビーPARADISE Sound Fantasia』






【作曲】コナミ矩形波倶楽部、前田克樹
【編曲】
斎藤ネコ、えとうなおこ、吉川忠英
【歌】椎名へきる
【演奏】矩形波倶楽部
【発売】キングレコード
【発売日】1995年11月3日
【定価】3,000円
【収録時間】約44分


 オーケストラで構成されたアレンジ盤。出典は各『ツインビー』シリーズから。「風の贈り物」のアレンジはこれが1番好きだなー。「惑星メルに平和の戻る日」はブラスとギターソロのマッチングが見事。「僕らのステキ」は『ツインビーPARADISE 2』のドラマパート主題歌をインストゥルメンタルにしたもの。「がんばれっ」は椎名へきる氏による歌。全体的にはしっとりとしたアルバム。

【収録曲】
01.風の贈り物(出たな!!ツインビー)
02.Magical Melody(ツインビーヤッホー!)
03.勇気ある前進(Pop'nツインビー)
04.Twin memories(Pop'nツインビー)
05.暁の女神(ツインビー~レインボーベルアドベンチャー~)
06.熱いぞ!マグマベース(Pop'nツインビー)
07.ウォーターワルツ(ツインビー~レインボーベルアドベンチャー~)
08.惑星メルに平和の戻る日(出たな!!ツインビー)
09.僕らのステキ(ツインビーPARADISE)
10.がんばれっ



Music
『ツインビーPARADISE 3 サントラセレクション』






【作曲】コナミ矩形波倶楽部
【編曲】光田健一、斎藤ネコ、土師一雄
【演奏】矩形波倶楽部
【発売】キングレコード
【発売日】1997年2月21日
【定価】2,200円
【収録時間】約68分

 『ツインビーPARADISE 3』のドラマパートで使用された劇伴。『ツインビー』シリーズ以外からも、前述した様に『ポリスノーツ』から12曲が流用されている。スタッフが『ポリスノーツ』監督である小島秀夫氏(現コジマプロダクション代表)に事後報告したところ、「同じコナミの音源素材なんでどんどん使って下さい」と快諾されたそうだ。他にも、『愛戦士ニコル』のアレンジバージョンや『魍魎戦記MADARA 2』のサウンドも使用されている。また、前述の2枚からも「熱いぞ!マグマベース」や「勇気ある前進」など、同じ曲が収録されている。

【収録曲】
01.シリアス・ホラー・ショー
02.平和な日常
03.GAG!
04.追跡→ミステリー
05.STAR EXPRESS
 #2「翡翠で始まる物語」~POLICENAUTS EDITION I
06.CAPTURING
07.LANDFALL
08.OLD L.A. 2040
09.L'AMOUR IMPOSSIBLE
10.PRECIOUS TIME~プライベートライブバージョン~
11.インタク島へようこそ
12.ドッグファイト!
 組曲「眠りのプリンセス」
13.BLOCKED HEART
14.夕陽に向かって(ライラ登場)
15.MORNING MUSIC(美しく不幸な顔)
16.BABY,IT'S ME!
17.夕陽の公園的情景
18.心理描写
 #6「愛と灰色の空で」~POLICENAUTS EDITION II
19.INNOCENSE WHITE
20.THE ZONE
21.ICY OFFENSE AND DEFENSE
22.KAREN
23.気分サイコー
24.勝利のテーマ
25.とどのつまり。
26.熱いぞ!マグマベース
27.勇気ある前進



Figure
『SRシューティングゲームヒストリカ4 ツインビー&ウインビー』










発売】タカラトミーアーツ
【発売日】2010年12月
【定価】400円
【原型】小林和史(モデリズム)
 

 シューティングゲームのキャラクターをカプセルトイで立体化するシリーズ『SRシューティングゲームヒストリカ』の第4弾にラインナップされたツインビーとウインビーのセット。手足がボールジョイントでワキワキ可動するかわいいヤツら。ベースも付いており、飛行シーンも再現できる。原型は『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(セガ・エンタープライゼス)の15周年記念フィギュアを製作した小林和史氏。



Goods
『ウインビーステッカー』
 上記『ツインビーPARADISE MUSIC BOX』に付属するウインビーのステッカー。大きさは中くらい←何と比べてんだよ。『ツインビーPARADISE』を始めとするコナミの架空のラジオ放送局の名前で、「db-FM」の「db」はツインビー達の暮らす「どんぶり島」の略。矩形波倶楽部によるカッチョいいジングルも作られた。


(C)1995 KONAMI ALL RIGHTS RESERVED.

0 件のコメント:

コメントを投稿