2022/02/18

スーパーストリートファイターII ~The New Challengers~



【発売】カプコン
【開発】カプコン
【発売日】1994年6月25日
【定価】10,900円
【媒体】メガドライブ用カートリッジ
【容量】40M
【ジャンル】アクション
【周辺機器】ファイティングパッド6B、CPSファイターMD、カプコンパッドソルジャーMD対応




対戦型格闘アクションの雛形をメガドライブで限界まで再現


【ストーリー】
 己の肉体を極限まで鍛え抜き、磨き抜かれた技を炸裂させる!戦いは常に一瞬で雌雄が決まる…。4人の挑戦者の出現で新たな戦いの予感。格闘家達は最強を求め、熾烈を極めん!


【概要】
 オリジナル版は93年にカプコンがアーケードで発売した対戦型格闘アクションゲーム。91年発売の『ストリートファイターII』は、『スペースインベーダー』(タイトー)以来の爆発的なアケードゲームブームを巻き起こし、以降に他社から発売された対戦型格闘アクションゲームの雛形ともなった。その後も3度のマイナーチェンジを行い、本作は4度目にしてバージョンアップされ、以降『スーパーストリートファイターII』シリーズとして3作が発売されている。シリーズのメガドライブへの移植としては、93年発売の『ストリートファイターII ダッシュプラス』に続いて2作目。当時のメガドライブ用ソフトとしては最大容量となる40Mbitのカートリッジを採用している。


【ゲームシステム】
 サイドビュー形式の対戦型格闘アクションゲーム。プレイヤーは使用するキャラクターを選択し、各種の技を駆使して順に登場する対戦相手を倒せば、勝利。2本先取の3ラウンド制。各ラウンドには時間制限があり、タイムオーバーになると強制的にラウンド終了となり、残り体力の多い方が勝者となる。残り体力が同じ場合や、互いの攻撃が同時に当たっての相打ちは引き分けとなる。3ラウンド目が終了した時点でどちらも2本取っていなければ、ファイナルラウンドの4ラウンド目が行われる。
 
 登場キャラクターは「リュウ」、「ケン」、「春麗」、「ガイル」、「ザンギエフ」、「ダルシム」、「エドモンド本田」、「ブランカ」、「マイク・バイソン」、「バルログ」、「サガット」、「ベガ」。これに本作から追加された「キャミィ」、「フェイロン」、「ディージェイ」、「サンダー・ホーク」の以上16人を使用できる。

 本作では各キャラクターのストーリーを追った「スーパーバトル」、対戦用の「バーサスバトル」、対戦用団体戦「グループバトル」、8人枠の「トーナメントバトル」、タイムやスコアを競う「チャレンジバトル」、難易度設定やタイム制限の有無が決められる「オプションモード」がある。

 基本動作は『ストリートファイターII』同様、パンチとキック、投げ、ガード、ジャンプ、しゃがみ込み。上段攻撃と下段攻撃があり、それに対応したガードが基本だ。また、各キャラクターには破壊力の大きな「必殺技」を持っているが、発動途中に隙が伴うので、出しどころがポイントとなる。連続攻撃(コンボ)をヒットさせると、相手の頭上にヒヨコがピヨピヨ現れ、数秒間動けない状態になる。この「コンボ」という単語は、それまで海外での表記だったが、『ストリートファイターII』が日本国内に広めたとも言われている。たぶん。


【総評】
 爆発的ヒット作だけあって、92年発売のスーパーファミコン版『ストリートファイターII』は発売日に買って指がおかしくなるまでプレイしたなー。今もおかしいけど(いろいろと)。このスーパーファミコン版は日本国内で288万本、世界累計では630万本を売り上げた。で、本作だが、アーケード版は何度かプレイしたものの、メガドライブ版と比較できるほどはやり込んでいないため、純粋にメガドライブ版の『スーパーストリートファイターII』としての感想をば。

 

 メガドライブの限界にまで挑戦した移植作っつー事で、操作性に関しては特に遅延もなく、良好だ。キャラクターの挙動不審な点もない。ただ、3ボタンのメガドライブ標準コントローラでもオプションモードでキーコンフィグをいじればプレイできなくもないが、ここはメガドライブ2から標準装備となった6ボタンの「ファイティングパッド6B」は最低限持っておきたい。また、専用に開発された周辺機器「CPSファイターMD」や「カプコンパッドソルジャーMD」でプレイすれば大吉であろー。たぶん。グラフィックの描き込みもかなり忠実に再現されている。BGM(キャミィのステージがカッチョいい)やサンプリング音声が「割れる」のはハードの性能のため、仕方あるまい。メガドラはなー、音がなー。

 

 僕は対戦型格闘アクションゲームをプレイする際、パワーよりスピードを重視したキャラクターを選択するのだが(なので女性キャラクターが多い)、本作あたりが「標準」のスピードとしたら、いや、もう、スピード感って時代を重ねるごとにものすげー早くなりまくってますな。現在でもバージョンアップやマイナーチェンジを繰り返している本シリーズをやってみると分かるが、スピード感がいかに重要なのが分かる。なんか久々にプレイして、あまりにゆっくりなのに驚いた。けど、それは「モッサリ感」ではないんだよねー。このあたりがさすがカプコンっつーか。

 各キャラクターのエンディングはほんのオマケ程度だが、これは『ストリートファイターII』からの「格闘性を追求するために余計な要素を省きたい」という理由からだ。実際、期待すると、意図的にチープなエンディングにガクっとくるだろう。でも、ブランカとか見ると「よかったねぇ」とかジジイ目線で思えちゃったりするのだ(笑)。



Figure
『1/6scale (260mm) Painted Statue CAMMY from "STREET FIGHTER ZERO3"』














 






発売】海洋堂
【原型】吉沢光正
【発売日】2007年8月23日
【定価】7,480円
 

 出典は98年にアーケードで発売された『ストリートファイターZERO3』だけど、ココに載っけちゃおう。全高260mmのリアルなフィギュアに当時一目惚れして購入。定価は高いけど、確か2,000円台で買った気がする。凛々しい顔立ち、ベレー帽から伸びる前髪と三つ編み、ハイレグレオタードから分かる小柄ながら鍛えられた体躯、重さまで感じさせるグローブ、指先に至るまでの緊張感、そして尻と、購入して10年以上経つが、未だに我が家の第一軍として飾ってある。ブルーの他、ピンク、ファッシネイションブラック、オーセンティックホワイトの全4種類。



Figure
『Qposket-春麗-』
 


 
  

発売】バンプレスト
【発売日】2020年2月26日
【備考】プライズマシン専用景品
 
 瞳が特徴的なバンプレストのプライズマシン用景品「Qposket」シリーズ。製品発表時から「これは欲しい!」と思っていて、ゲーセンですぐにゲットだぜ!はい、かわいい。ボディ部分はリアル等身。ブルーの他、ピンクの全2種。



Figure
『Qposket-キャミィ-』














  

発売】バンプレスト
【発売日】2020年4月3日
【備考】プライズマシン専用景品

 「Qposket」シリーズのキャミィもわりと早い時期にゲット。唇に赤いアルコール性マーカーで紅を入れてます。前髪は別パーツ。ホワイトの他、グリーンの全2種。


(C)CAPCOM 1991,1993,1994 ALL RIGHTS RESERVED.

2 件のコメント:

  1. かつてジャンプ放送局で「カプコン様はぼくらの要望にこたえてくれた」というネタがあったくらいキャミィの登場は衝撃的でしたね。私はスパ2はスーファミ版を持っています。初登場時のキャミィはキャラ性能的には弱かったんですけどそれをカバーしておつりがくるくらい可愛いので問題ないですね。キャミィの投げ(フランケンシュタイナー)はぜひ喰らってみたいと思うのは満場一致の意見でしょう。ちなみにこのスパ2からキャラ選択時のイラストも一新されてますが、脇を見せてるキャミィのイラストがかなり好きです。

    昔の格ゲーって今やってみるとたしかにゆっくりしてるなあって感じますよね。しかし当時は「早いなあ」って感じたと記憶してます。これが時代の移り変わりってやつでしょうか。

    フィギュアもいい感じですねえ。ZEROシリーズのコスチュームも素敵。一応露出が今までのものよりおさえられたデザイン(腕の部分だけ)ですよね(^^;)

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    1. 耳山さん、コメントありがとうございます。

      キャミィのデザイン、いいですよねぇ(*゚▽゚)脇見せにはすげー同意です!このコスチュームを考えた人は天才ですね!僕は耳山さんと好みが結構近い気がします( ˆoˆ )


      キャミィステージの音楽も好きで、普段は一応春麗使いなんですが、キャミィのステージBGMを聴くために時々使ってます。スーパーファミコン版だと音質がメガドライブ版より良さそう。

      このフィギュアは、尻が!尻がいいんですよ!(力説)それでも凛々しい表情や全体的にリアル指向の造形で「エロい」より「恰好いい」が勝ってます。尻はエロいですが(笑)。

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