2021/09/19

バーガータイム

 



【発売】ナムコ
【開発】データイースト
【発売日】1985年11月27日
【定価】4,500円
【媒体】ファミコン用カートリッジ
【容量】320Kbit
【ジャンル】アクション




高い難易度とシュールな世界観でバーガー作り


【ストーリー】
 どんどん作って、美味しく食べよう!キミも一流コックさんになれる。おもしろハンバーガーゲーム出現!襲い掛かるウインナー、ピクルス、タマゴ軍団をものともせず、美味しく焼き上げるのがキミの使命だ。テクニック次第でいくつでも食べられるぞ。さあ、頑張って作ろう。


【概要】
 オリジナル版は82年にデータイーストがアーケードで発売したアクションゲーム『ハンバーガー』で、アメリカ(発売元はミッドウェイゲームズ社及びデータイーストUSA社)や日本国内でヒットし、LSIゲーム(バンダイ)まで発売された。後に商標権の問題を避けるため、途中からタイトル名を『バーガータイム』に変更。ファミコン版はデータイーストが開発し、ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)から発売された。


【ゲームシステム】
 固定画面サイドビュー形式のアクションゲーム。主人公のコック「ピーター・ペッパー」を操作し、巨大なハンバーガーを作り上げるのが目的。画面には縦方向に具材が並んでおり、この巨大な具材を土足で踏みつけて歩く事で、連鎖的に具材が一段ずつ落下する。画面内の全ての具材を土足で踏み歩いてハンバーガーを完成させればステージクリア。全7ステージ。敵はピーターと同じ大きさのウインナー、目玉焼き、ピクルスである。





【総評】
  画面には縦一列にバンズ、ハンバーグ、レタス、チーズといった具材が並んでおり、前述した様に、この上を土足で歩いて具材を下に落としていき、最下段の受け皿に全てのハンバーガーを完成させればステージクリアとなる。操作性は悪くないが、縦方向へは梯子を、横方向へは床を移動する際に、1ドットズレると引っかかってしまうので案外シビアだ。敵キャラクターは基本的にピーターを狙って直線的に動く。敵が具材の真下にいれば、具材を落とす事で挟んで倒せる。また、上手く誘導して具材の上に敵がいる状態で落とすと、通常だと1段ずづ落ちる具材が敵の重みで2段3段と落ちていく。また、ピーターは、手持ちの「コショー」を振りかけて、敵を一時的に動作不能にする事もできる。

 んがっ!ピーターのコショーは僅か5回しか使えず、やられてリスタートしようがステージをクリアしようと基本的には増えない。たまにボーナスアイテムが現れ、コショーを増やすチャンスになっても、そのボーナスアイテムはわりかしとっとと消えてしまう。挟み込んで倒した敵もすぐに復活し、更に時間が経つに連れ、敵の速度が上がってくる。ゲームが進むに連れ、プレイヤーはどんどん不利になっていくのだ。うそーん。本作を買って30年以上経つが、僕の腕前ではステージ4にたまたま1度だけ進んだ以外、大抵がステージ2で全滅してしまう。コショーがなければ僕の様なへなちょこゲーマーにはこれが限界の高難易度なのです。

 巨大なハンバーガーにプレイヤーと同等身の食材が敵キャラクターというデータイーストらしいシュールな世界観だが、これが画面上では違和感なくまとまっている。美味しそうな画面だ。単調だが軽快で邪魔にならないBGMもよい。当時、母に買ってもらったのだが、『バベルの塔』と悩んだ末、この「美味しそう」という理由で本作を選んだ。昔から食い意地が張ってたんだなー。高難易度ではあるが、現在でも根強い人気で、各ハードでパッケージ版及びダウンロード版がプレイできる。中でも91年にデータイースト本家からゲームボーイ用ソフトとして発売された続編『バーガータイムデラックス』はいずれ手に入れようと思っている。あと、このゲームやってるとお腹が減るので注意!



(C)1985 DATA EAST CORP. 1985 NAMCO LTD.

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