
【発売】サンソフト
【開発】サンソフト
【発売日】1991年12月18日
【定価】8,500円
【媒体】スーパーファミコン用カートリッジ
【容量】8M
【ジャンル】パズル
英国産傑作アクションパズル
【ストーリー】

伝説の小動物レミングは、自分で危険を判断する事ができません。トラップ(罠)があろうと、崖や海があろうと、ただひたすら前進する事しか知りません。そんな彼らに道具や能力を与え、できるだけ多くのレミングを出口まで導いてあげて下さい。
【概要】
オリジナル版は91年にイギリスのDMAデザイン社(現ロックスター・ノース社)が開発し、同じくイギリスのシグノシス社がAmiga用に発売したアクションパズルゲーム。北極近辺に生息するレミング(タビネズミ)は、3~4年周期で個体数が急激に増減するなど、現在でもその生態は分かっていない部分が多く、「集団で海に飛び込む」という伝説が長い間信じられていた動物だ。近年になって、この「集団自殺」は移住する際に一部の集団が誤って海や崖に落ちてしまう「事故」である事が判明した。本作はこの「伝説としての習性」をモチーフにしている。日本版の移植はサンソフトが行った。
【ゲームシステム】


他にも、自爆するとその爆風でステージ内のオブジェクトが壊れる事を利用して(鉄製など一部のオブジェは破壊不可)、穴を掘るコマンドがない場合はこのボンバーでオブジェクトに穴を開けて進路を確保する場面もある。この「自己犠牲」をたっぷりのブラックユーモアで包んだ作風こそが『レミングス』の特徴なのだ。日本のゲームじゃまず無理っつーか発想自体が思いつかない感じ。
【総評】

そうそう、何気にBGMもイカれててイカす曲が多いのだ。基本的にはクラシック音楽のアレンジが多いが(ゲームオリジナル曲ももちろんある)、著作権が切れてて使用料がかからないからなんつーありがちな使い方じゃなく、そのアレンジがナイス。結婚行進曲と葬送行進曲をひとつにまとめるなんてなかなかイカれてるぜ。それでいて曲としての出来はいいんだからどうかしている。

Series
『Lemmings 2 The Tribes』
【発売】シグノシス社
【開発】DMAデザイン社
【発売日】1994年8月16日
【媒体】セガジェネシス用カートリッジ
【容量】16M
【ジャンル】パズル
続編『レミングス2 ザ・トライブス』はスーパーファミコン版がサンソフトより発売されているが、これは海外版メガドライブであるジェネシスの専用カートリッジだ。難易度はかなり高いらしく、発売と開発はオリジナル版と同じ。尚、シグノシス社は01年にソニー・コンピュータエンタテインメントの子会社であるSCEワールドワイド・スタジオの傘下に入り、スタジオリバプールとして存続していたが、12年に解体された模様。
なんでこんなもんがあるかってーと、去年だったか中古屋で偶然発見したのだ。ゲームは遊んでナンボと思ってるのであまりコレクション目的でソフトを買う事はないんだけど、こいつはどういう経緯で海の向こうからやって来たのかは分からんが、そのボロボロになった姿を見てかわいそうになり、保護した次第。100円だったしね!メガドライブとジェネシスは外観は同じでもDVDなどと同じくリージョンコードが設定されているため、本体の基盤を改造するか海外製のアダプターを使わないと動かすことができないが、今後100円で偶然ジェネシスのソフトを手に入れる機会なんてないだろうから、唯一完全にコレクション目的で購入。持ち帰った後、端子と外装を無水エタノールと除菌用アルコールティッシュでクリーニングし、今は我が家のメガドラ用ソフト置き場で余生を過ごしている。
Published under license from PSYGNOSIS LIMITED (C)1991 PSYGNOSIS LIMITED.All rights reserved.
"PSYGNOSIS" and "LEMMINGS" are trademarks of PSYGNOSIS LIMITED and are used with permission.
Licensed in conjunction with JPI.
(C)1991 SUNSOFT ALL RIGHTS RESERVED.
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