【開発】ナムコ
【発売日】1997年10月30日(PlayStation the Best版:1999年10月28日)
【定価】5,800円(PlayStation the Best版:オープン価格)
【媒体】プレイステーション用CD-ROM
【ジャンル】オムニバス
【受賞】1996年:CESA大賞'96ゲームジャンル別賞バラエティ賞
昔のナムコが好きだ!その6
【ストーリー】
本日はナムコミュージアム別館「ミライヤ」へお越し頂きまして、誠にありがとうございます。そもそも「ミライヤ」は1982年にオープンしたナムコ直営ロケーションのひとつです。店内を宇宙船内に見立てるなど、未来の遊技空間をイメージし、当時のゲームセンターとしては珍しく、アンテナショップとしての役割も持っていました。現在ご好評頂いている「ワンダーエッグ」や「ナンジャタウン」などのテーマパークも、「ミライヤ」がその礎を築いたと言っても過言ではないでしょう。それではナムコミュージアム、どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。【収録作品】
02.モトス(85年9月)
03.スカイキッド(85年12月)
04.ローリングサンダー(86年12月)
05.ワンダーモモ(87年2月)
05.ワンダーモモ(87年2月)
06.ロンパーズ(89年12月)
07.ドラゴンセイバー(90年12月)
【概要】
ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)が蒲田一輝いていた頃に発売されたアーケードゲームの数々を完全移植で複数収録したオムニバスソフト。ゲームのみならず、多くの関連資料や同社の会社資料までも収録したプレイステーション用ソフトとして、全6本が順次発売された。本作はその最終作。『キング&バルーン』、『モトス』、『ロンパーズ』は家庭用ゲーム機では初の移植である。メモリーカード用シールが付属。また、初回特典スペシャルボックスとして、シリーズ6本+メモリーカードが収納できる化粧箱も付属していた。潰れたんで捨てちゃったけど。尚、「ナムコ・ワンダーエッグ」は92~00年まで存在したテーマパーク。「ナムコ・ナンジャタウン」は96年に開園し、現在も東京は池袋で運営されている。
【ゲームシステム】
これまでのミュージアムではなく、「別館」として、かつて存在したナムコ直営のゲームセンター「ミライヤ」を模した空間に、各ゲームと「データノート」が同列に設置されている。前作まであった各種演出やサウンドのアレンジ化などはなくなり、かなり簡素化された。
【総評】
前述した様に、これまでのシリーズで好評だったミュージアム内の探索やゲームごとにあった愉快な演出、メインサウンドのアレンジ化、豊富な展示資料などは全て廃され、せいぜいがインストラクションカードと一部のゲームのポップ類などが見られるだけで、突貫工事で作られた感は否めない。『ワンダーモモ』や『ドラゴンセイバー』などは相応のノベルティが作られているはずだが、それらの収録もなし。非常に寂しい作りになってしまっている。
収録されているゲームは、ファミコン版が好評だった『スカイキッド』、PCエンジン版では独自の演出が加えられていた『ワンダーモモ』、相変わらず細江慎治氏のサウンドが光りまくる『ドラゴンセイバー』を軸に、コアユーザーも少なくない『モトス』と『ロンパーズ』。『キング&バルーン』はナムコの歴史を垣間見るうえでも貴重な作品である。であるが、やっぱ全体的に地味だよなー。絶対突貫工事で作ってるよなー。他のオムニバスソフトを寄せ付けない充実した内容が売りのシリーズだっただけに、最終作ではそのコンセプトが消え、なんとも寂しい終わり方になってしまったのがマンモス残念。
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