
【発売】ナムコ
【開発】ナムコ
【発売日】1998年12月3日(PS one Books版:2002年2月14日)
【定価】5,800円(ジョグコン同梱版:7,980円)(PS one Books版:2,200円)
【媒体】プレイステーション用CD-ROM
【ジャンル】レース
【周辺機器】アナログコントローラ(振動のみ)、ネジコン、ジョグコン、ポケットステーション対応
【受賞】1999年:第3回CESA大賞優秀賞
【受賞】1999年:第3回CESA大賞グラフィック部門賞
【受賞】1999年:PlayStation Awards ゴールドプライズ賞
【受賞】1999年:第3回CESA大賞グラフィック部門賞
【受賞】1999年:PlayStation Awards ゴールドプライズ賞
プレステ史上最高峰のレースゲーム
【概要】

また、本作のために開発されたジョグダイヤル付きのコントローラ「ジョグコン」も発売された。
パッケージ内には「DISC2」として「ボーナスDISC RIDGE RACERハイスペックVer.&ナムコカタログ'98」が同梱されている。これは94年に発売された『リッジレーサー』の画像解像度を、オリジナルの秒間30フレームから秒間60フレームに倍増した実験作。他にも『リベログランデ』、『風のクロノア』、『テイルズ オブ デスティニー』、『鉄拳3』の体験版、『エースコンバット3 エレクトロスフィア』の紹介ムービー、本作までにナムコがプレイステーションで発売した36本のソフト、周辺機器、公式ガイドブックを納めたカタログが収録されている。

【ゲームシステム】


他にも、2人対戦の「バーサスバトル」やタイムアタックなどの記録を収めた「レコード」、そして獲得したマシンを登録する「ガレージ」などがある。このガレージモードではマシンに貼るオリジナルのステッカーを作ってドレスアップする「ステッカーエディット」という簡易版ペイントソフト的なツールまで用意されているのだ。
【総評】


サウンドについても触れておきたい。ソウル、ファンク、テクノなどのジャンルを網羅しつつ全体的には落ち着いた雰囲気の、それでいて色気を醸し出すハウスやドラムンベースで締めている数少ないナイトドライブのデートで流せるゲームミュージックだ。大久保博氏、中西哲一氏、中川浩二氏、高橋弘太氏、境亜寿香氏のナムコサウンドチームの精鋭5名が作曲した本作のイカしたサウンドを納めたサントラは、ゲームミュージックとしてだけではなく、テクノミュージックのアルバムとしても高い評価を受け、その異常なまでの完成度の高さから一時期はプレミアが付いており、06年には異例の再販がかかったほどだ。もちろん、本作もシリーズ恒例の「ミュージックプレーヤー」でこれらのサウンドを聴く事ができる。各コースごとにその雰囲気に合わせたプリセットBGMが設定されているが、これまたシリーズ恒例の選曲も可能なので、僕はどのコースもお気に入りの「MOVE ME」をかけている。
このナムコ渾身の一作は、99年の第3回CESA大賞(現日本ゲーム大賞)にて優秀賞とグラフィック部門賞を受賞。また、同年には販売本数50万本を突破し、PlayStation Awards ゴールドプライズ賞も受賞。「作品」としても「商品」としても評価された。販売本数の多さから現在では中古市場で100円前後で簡単に入手できるため、ゲーマーはもちろん、レースゲームが苦手な人や女性にも一度プレイしてほしい1本だ。
Books
『ナムコ公式ガイドブック R4』
【発売】ナムコ
【発売日】1998年12月3日
【定価】1,000円
書店ではなくゲームショップで販売されたナムコ発行の公式ガイドブック。「RRR'99」を実際に開催されるグランプリレースに見立て、東京ゲームショウ'98のナムコブースで行われた本作発表会の模様から各チームの詳細な紹介、メーカーごとのマシンカタログ、全コースの解説、メーカー広告など、攻略本の体裁を取りつつ、中身はレースガイドブックのパロディとなっている。開発者インタビューもムービー、サウンド、企画、車グラフィック、背景グラフィック、プログラマー各チームごとに収録。A4判の充実した内容だ。
Books
【著】ファミ通編集部責任編集
【発売】アスペクト
【発売日】1999年1月7日
【定価】1,100円
こちらは書店で発売されたオフィシャルガイドブック。マシンスペックなどのデータ量としては前述の『公式ガイドブック』(どっちも意味は同じですな)と大差ないが、こちらはA5判と小さいため、誌面に余裕がない印象。レイアウトによる努力の後は見られるが、『公式ガイドブック』を持っていれば必要ないかもしれない。ただし、ジョグコンの開発録に6ページを割いており、開発者インタビューやラフスケッチ、試作品のモックアップなどが掲載されているので、この部分の資料性は高い。
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